与えられた連立一次方程式について、係数行列の階数を求め、簡約化(掃き出し法・基本変形)を用いて解を求めます。解なし、一意解、不定解の場合をそれぞれ判断し、不定解の場合には解のパラメータ表示を行います。
2025/7/20
1. 問題の内容
与えられた連立一次方程式について、係数行列の階数を求め、簡約化(掃き出し法・基本変形)を用いて解を求めます。解なし、一意解、不定解の場合をそれぞれ判断し、不定解の場合には解のパラメータ表示を行います。
2. 解き方の手順
(i) 係数行列の階数
与えられた連立一次方程式は
と表されます。この係数行列は
です。
まず、第2行に第1行の3倍を加えます。
次に、第3行から第1行の6倍を引きます。
さらに、第3行から第2行の2/3倍を引きます。
この行列は、2つの線形独立な行を持つため、階数は2です。
(ii) 連立一次方程式の解
簡約化された行列は
に対応する方程式は
となります。
したがって、 であり、 です。
(任意定数) とすると、 となります。
よって、解は
となります。これは不定解であり、解の自由度は1です。
したがって、解答欄ウには2をマークします。
3. 最終的な答え
(i) 係数行列の階数は 2 です。
(ii) 連立一次方程式の解は不定解であり、
となります。
解答欄ウには2をマークします。
エオ=4
カ=1
キ=0
ク=4
ケ=0