まず、与えられた微分方程式を書き換えます。
dt2d2x+5x=sin(2t) この非同次方程式の一般解は、同次方程式の一般解と非同次方程式の特殊解の和で与えられます。
同次方程式 dt2d2x+5x=0 の特性方程式は r2+5=0 であり、r=±i5 です。したがって、同次方程式の一般解は xh(t)=c1cos(5t)+c2sin(5t) と表されます。
次に、非同次方程式の特殊解を仮定します。右辺が sin(2t) なので、xp(t)=Asin(2t) の形を仮定します。 これを微分すると、
dtdxp=2Acos(2t) dt2d2xp=−4Asin(2t) となります。
これを元の微分方程式に代入すると、
−4Asin(2t)+5Asin(2t)=sin(2t) Asin(2t)=sin(2t) したがって、A=1 であり、xp(t)=sin(2t) が特殊解となります。 よって、一般解は
x(t)=c1cos(5t)+c2sin(5t)+sin(2t) となります。
次に、初期条件を適用します。x(0)=0 より、 0=c1cos(0)+c2sin(0)+sin(0)=c1 したがって、c1=0 です。 よって、x(t)=c2sin(5t)+sin(2t) となります。 これを微分すると、
dtdx=c25cos(5t)+2cos(2t) t=0 で dtdx=v0 より、 v0=c25cos(0)+2cos(0)=c25+2 したがって、c2=5v0−2 となります。 よって、解は
x(t)=5v0−2sin(5t)+sin(2t) となります。
問題で与えられた解の形と比較すると、
x(t)=A(v0+B)sin(Ct)+Dsin(Et) A=5,B=−2,C=5,D=1,E=2 となります。