3つの続いた正の偶数があり、最も大きい数の平方(2乗)は、小さい方の2つの数の平方の和よりも20小さい。これらの3つの偶数の和を求めよ。

代数学方程式二次方程式整数数列
2025/7/20

1. 問題の内容

3つの続いた正の偶数があり、最も大きい数の平方(2乗)は、小さい方の2つの数の平方の和よりも20小さい。これらの3つの偶数の和を求めよ。

2. 解き方の手順

3つの続いた正の偶数を 2n,2n+2,2n+42n, 2n+2, 2n+4nnは正の整数)とします。
問題文より、
(2n+4)2=(2n)2+(2n+2)220(2n+4)^2 = (2n)^2 + (2n+2)^2 - 20
が成り立ちます。この方程式を解いて、nnの値を求めます。
(2n+4)2=4n2+16n+16(2n+4)^2 = 4n^2 + 16n + 16
(2n)2=4n2(2n)^2 = 4n^2
(2n+2)2=4n2+8n+4(2n+2)^2 = 4n^2 + 8n + 4
与えられた式に代入すると、
4n2+16n+16=4n2+(4n2+8n+4)204n^2 + 16n + 16 = 4n^2 + (4n^2 + 8n + 4) - 20
4n2+16n+16=8n2+8n+4204n^2 + 16n + 16 = 8n^2 + 8n + 4 - 20
4n2+16n+16=8n2+8n164n^2 + 16n + 16 = 8n^2 + 8n - 16
0=4n28n320 = 4n^2 - 8n - 32
0=n22n80 = n^2 - 2n - 8
0=(n4)(n+2)0 = (n-4)(n+2)
したがって、n=4n = 4 または n=2n = -2 となります。
nnは正の整数なので、n=4n=4 です。
3つの偶数は、
2n=2(4)=82n = 2(4) = 8
2n+2=8+2=102n+2 = 8 + 2 = 10
2n+4=8+4=122n+4 = 8 + 4 = 12
これらの3つの偶数の和は、
8+10+12=308 + 10 + 12 = 30

3. 最終的な答え

30

「代数学」の関連問題

2次関数 $y = x^2 - 3x + c$ において、$1 \leq x \leq 3$ のとき、最小値が1になる。このときの $c$ の値を求める。

二次関数最大最小平方完成
2025/7/20

与えられた2次方程式 $\frac{2}{3}x^2 + \frac{7}{3}x - 10 = 0$ を解の公式を用いて解く。

二次方程式解の公式
2025/7/20

与えられた連立一次方程式が解を持つための $a$ と $b$ の条件を求める問題です。2つの問題があります。 (1) $\begin{bmatrix} 2 & 1 & 3 \\ 0 & -1 & 1 ...

連立一次方程式行列線形代数行基本変形解の存在条件
2025/7/20

与えられた連立一次方程式を解く問題です。未知数は $x_1, x_2, x_3$ であり、$a$ と $b$ は定数です。具体的には、以下の連立一次方程式を解くことになります。 $ \begin{bm...

連立一次方程式行列線形代数行基本変形
2025/7/20

次の2つの1次不等式を解きます。 (1) $\frac{2}{3}x - 1 > \frac{1}{2}x + 2$ (2) $\frac{1}{4}x + \frac{1}{3} \leq \fra...

一次不等式不等式計算
2025/7/20

自然数 $m, n$ に対して、以下の条件 $p, q, r$ が与えられています。 * $p: m+n$ は 2 で割り切れる * $q: n$ は 4 で割り切れる * $r: m$ は 2 で割...

命題必要条件十分条件論理条件
2025/7/20

与えられた二次方程式 $\frac{2}{3}x^2 + \frac{7}{3}x - 10 = 0$ を解く問題です。

二次方程式因数分解解の公式
2025/7/20

与えられた連立一次方程式を解く問題です。行列とベクトルを用いて、$Ax = b$ の形で表されています。ここで、 $A = \begin{bmatrix} 1 & -1 & 1 \\ -1 & 0 &...

連立一次方程式線形代数行列ガウスの消去法解の存在
2025/7/20

$x>y$のとき、常に成立する不等式を選ぶ問題です。選択肢は以下の通りです。 1. $6x+4y > 4x+5y$

不等式一次不等式大小関係
2025/7/20

$a > 0$ のとき、不等式 $a + \frac{9}{a} \geq 6$ の等号が成立するときの $a$ の値を求める問題です。

不等式相加相乗平均代数
2025/7/20