ある高校の地学部で記録した1年間の月ごとの降水日数に関する問題です。 (1) 与えられたデータの中央値、第1四分位数、第3四分位数を求めます。 (2) 箱ひげ図から、降水日数が10日以上あった月が最も多いと考えられる年を選択肢から選びます。
2025/7/20
1. 問題の内容
ある高校の地学部で記録した1年間の月ごとの降水日数に関する問題です。
(1) 与えられたデータの中央値、第1四分位数、第3四分位数を求めます。
(2) 箱ひげ図から、降水日数が10日以上あった月が最も多いと考えられる年を選択肢から選びます。
2. 解き方の手順
(1)
まず、与えられたデータを昇順に並べます。
3, 3, 4, 5, 8, 8, 9, 10, 10, 13, 15, 20
中央値は、データの中央の値です。データの数が12個なので、中央は6番目と7番目の値の平均になります。
中央値 =
第1四分位数は、データの下位半分のメジアンです。下位半分は3, 3, 4, 5, 8, 8なので、そのメジアンは
第3四分位数は、データの上位半分のメジアンです。上位半分は9, 10, 10, 13, 15, 20なので、そのメジアンは
(2)
箱ひげ図から、各年のデータの第3四分位数の値を確認します。第3四分位数とは、データの上位25%にあたる値なので、ここを基準に考えることができます。
2017年の箱ひげ図の箱の上端が10より少し上にあります。
2018年の箱ひげ図の箱の上端が10より少し上にあります。
2019年の箱ひげ図の箱の上端が10より少し上にあります。
2020年の箱ひげ図の箱の上端が10より少し下にあります。
したがって、降水日数が10日以上あった月が最も多いと考えられるのは2017年、2018年、2019年です。
また箱ひげ図から10日以上の降水日数を記録した月がもっとも多いと考えられる年は、中央値が10を超えている年を考えることができます。2017年の中央値は8程度、2018年の中央値は9程度、2019年の中央値は8程度、2020年の中央値は6程度であるので、最も可能性が高いのは2017,2018,2019年のいずれかになります。箱の長さから考えると2017年が最も降水日数が10日以上の月の数が多くなると考えられます。
3. 最終的な答え
ア:8
イ:.5
ウ:4
エ:.5
オカ:11
キ:.5
ク:4