赤球2個、青球6個が入った袋から球を1個取り出し、色を確認して元に戻すという試行を4回繰り返す。このとき、赤球が3回以上出る確率を求めよ。

確率論・統計学確率反復試行二項分布
2025/7/20

1. 問題の内容

赤球2個、青球6個が入った袋から球を1個取り出し、色を確認して元に戻すという試行を4回繰り返す。このとき、赤球が3回以上出る確率を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は反復試行の確率の問題です。
まず、1回の試行で赤球が出る確率を求めます。
袋の中には赤球2個、青球6個が入っているので、全部で8個の球が入っています。
したがって、1回の試行で赤球が出る確率は 28=14\frac{2}{8} = \frac{1}{4} です。
赤球が出ない確率(青球が出る確率)は 114=341 - \frac{1}{4} = \frac{3}{4} です。
次に、4回の試行で赤球が3回以上出る確率を求めます。
これは、赤球が3回出る確率と、赤球が4回出る確率の和で求められます。
(1) 赤球が3回出る確率
4回の試行のうち、3回が赤球、1回が青球となる確率を計算します。
これは二項分布で計算できます。
4C3×(14)3×(34)1=4×164×34=12256=364{}_4 C_3 \times (\frac{1}{4})^3 \times (\frac{3}{4})^1 = 4 \times \frac{1}{64} \times \frac{3}{4} = \frac{12}{256} = \frac{3}{64}
(2) 赤球が4回出る確率
4回の試行全てで赤球が出る確率を計算します。
(14)4=1256(\frac{1}{4})^4 = \frac{1}{256}
(3) 赤球が3回以上出る確率
上記(1)と(2)で求めた確率を足し合わせます。
364+1256=12256+1256=13256\frac{3}{64} + \frac{1}{256} = \frac{12}{256} + \frac{1}{256} = \frac{13}{256}

3. 最終的な答え

13256\frac{13}{256}

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