$a, b$ は実数、$n$ は自然数とする。次の命題の真偽を判定する。 (1) $a = 0 \Longrightarrow ab = 0$ (3) $n$ は偶数 $\Longrightarrow$ $n+2$ は4の倍数

代数学命題真偽条件
2025/7/20

1. 問題の内容

a,ba, b は実数、nn は自然数とする。次の命題の真偽を判定する。
(1) a=0ab=0a = 0 \Longrightarrow ab = 0
(3) nn は偶数 \Longrightarrow n+2n+2 は4の倍数

2. 解き方の手順

(1) a=0a=0 のとき、ab=0b=0ab = 0 \cdot b = 0 である。したがって、命題は真である。
(3) nn が偶数であるとき、n=2kn = 2k (kkは自然数) と表せる。このとき、n+2=2k+2=2(k+1)n+2 = 2k+2 = 2(k+1) となる。
n+2n+2 が4の倍数であるためには、2(k+1)2(k+1) が4の倍数である必要がある。つまり、k+1k+1 が2の倍数でなければならない。
例えば、n=2n=2 のとき、n+2=4n+2 = 4 となり、4の倍数になる。しかし、n=6n=6 のとき、n+2=8n+2 = 8 となり、4の倍数になる。しかし、n=10n=10 のとき、n+2=12n+2 = 12 となり、4の倍数になる。しかし、n=4n=4 のとき、n+2=6n+2 = 6 となり、4の倍数にならない。
したがって、この命題は偽である。反例は n=6n=6など。

3. 最終的な答え

(1) 真
(3) 偽

「代数学」の関連問題

与えられた行列 $A$ に対して、正則行列 $P$ を求め、$P^{-1}AP$ が対角行列となるようにする。行列 $A$ は $ A = \begin{pmatrix} -5 & 6 & 4 \\ ...

線形代数行列固有値固有ベクトル対角化正則行列
2025/7/20

与えられた4次正方行列の行列式を計算し、$a$ に関する降べきの順に整理する問題です。行列は次の通りです。 $ \begin{pmatrix} a & 0 & 0 & b \\ b & a & 0 &...

行列式行列4次正方行列余因子展開計算
2025/7/20

行列 $A = \begin{pmatrix} 6 & -9 \\ 2 & -3 \end{pmatrix}$ で定まる1次変換を $f$ とする。このとき、以下の問いに答えよ。 (1) 点 $(1,...

線形代数行列一次変換逆像全単射行列式
2025/7/20

放物線 $y = x^2 + 2x - 3$ を、(1) $y$軸に関して対称移動、(2) 原点に関して対称移動させたときの放物線の方程式をそれぞれ求めます。

二次関数放物線対称移動座標変換
2025/7/20

与えられた2x2行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & -1 \\ -1 & 1 \end{pmatrix}$ に対応する1次変換を $f$ とします。 以下の問題を解きます。 (1)...

線形代数行列1次変換逆像
2025/7/20

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} -2 & 3 & -4 \\ 4 & -3 & 8 \\ -4 & 3 & -4 \end{bmatrix}$ に対して、以下の問題を解きます...

行列余因子行列逆行列行列式
2025/7/20

与えられた2x2行列 $ \begin{pmatrix} 1 & 2 \\ 2 & 1 \end{pmatrix} $ に対応する一次変換 $f$ について、以下のものを求めます。 (1) 点(1, ...

線形代数一次変換行列逆像
2025/7/20

行列 $A = \begin{bmatrix} 2 & 3 & 1 \\ 1 & 1 & -1 \\ -1 & -1 & 2 \end{bmatrix}$ が正則かどうかを調べ、正則ならば逆行列 $A...

線形代数行列正則逆行列行列式余因子行列
2025/7/20

与えられた連立一次方程式を解く問題です。 連立一次方程式は、行列とベクトルを用いて以下のように表現されています。 $\begin{bmatrix} 1 & -3 & 2 & 1 \\ -2 & 6 &...

連立一次方程式行列線形代数行基本変形自由変数
2025/7/20

与えられた行列 $A$, $B$, $C$ に対して、$A(2B+4C) - 3A(B+C)$ を計算します。

行列行列演算分配法則
2025/7/20