不等式 b4a+a9b≥12 の等号成立条件を求めるために、相加相乗平均の不等式を利用する。a>0, b>0 より、b4a>0, a9b>0 なので、相加相乗平均の不等式を用いることができる。 b4a+a9b≥2b4a⋅a9b b4a+a9b≥236 b4a+a9b≥2⋅6 b4a+a9b≥12 与えられた不等式と比較すると、相加相乗平均の不等式によって、与えられた不等式が導かれることがわかる。
相加相乗平均の不等式において、等号が成立するのは b4a=a9b のときである。 b4a=a9b 4a2=9b2 (2a)2=(3b)2 2a=3b (a>0, b>0 より) a=23b