与えられた等式 $2x^2 + 3x + 7 = a(x+1)^2 - b(x-2) + c$ が $x$ についての恒等式であるとき、定数 $a, b, c$ の値を求める。

代数学恒等式係数比較二次式連立方程式
2025/4/4

1. 問題の内容

与えられた等式 2x2+3x+7=a(x+1)2b(x2)+c2x^2 + 3x + 7 = a(x+1)^2 - b(x-2) + cxx についての恒等式であるとき、定数 a,b,ca, b, c の値を求める。

2. 解き方の手順

恒等式の性質を利用して、a,b,ca, b, c の値を決定します。恒等式とは、xx にどんな値を代入しても成り立つ等式のことです。
まず、右辺を展開します。
a(x+1)2b(x2)+c=a(x2+2x+1)bx+2b+c=ax2+2ax+abx+2b+c=ax2+(2ab)x+(a+2b+c)a(x+1)^2 - b(x-2) + c = a(x^2 + 2x + 1) - bx + 2b + c = ax^2 + 2ax + a - bx + 2b + c = ax^2 + (2a - b)x + (a + 2b + c)
したがって、2x2+3x+7=ax2+(2ab)x+(a+2b+c)2x^2 + 3x + 7 = ax^2 + (2a - b)x + (a + 2b + c) となります。
この等式が xx についての恒等式であるためには、両辺の各次数の係数が一致する必要があります。つまり、
x2x^2 の係数について: a=2a = 2
xx の係数について: 2ab=32a - b = 3
定数項について: a+2b+c=7a + 2b + c = 7
まず、a=2a = 2 が得られました。これを 2ab=32a - b = 3 に代入すると、2(2)b=32(2) - b = 3、つまり 4b=34 - b = 3 となり、b=1b = 1 が得られます。
次に、a=2a = 2b=1b = 1a+2b+c=7a + 2b + c = 7 に代入すると、2+2(1)+c=72 + 2(1) + c = 7、つまり 4+c=74 + c = 7 となり、c=3c = 3 が得られます。

3. 最終的な答え

a=2a = 2
b=1b = 1
c=3c = 3

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