底面の直径と高さの和が24 cmである直円柱の体積を $V \text{ cm}^3$ とする。 (1) 底面の半径を $x \text{ cm}$ とするとき、$V$ を $x$ の式で表す。 (2) $V$ が最大となるのは、円柱の高さが何 cm のときかを求める。

応用数学体積微分最大値円柱
2025/8/6

1. 問題の内容

底面の直径と高さの和が24 cmである直円柱の体積を V cm3V \text{ cm}^3 とする。
(1) 底面の半径を x cmx \text{ cm} とするとき、VVxx の式で表す。
(2) VV が最大となるのは、円柱の高さが何 cm のときかを求める。

2. 解き方の手順

(1)
底面の半径が xx cmなので、直径は 2x2x cmである。高さは直径と高さの和が24 cmなので、242x24 - 2x cmとなる。
直円柱の体積 VV は、底面積 ×\times 高さで求められる。底面積は πx2\pi x^2 であり、高さは 242x24 - 2x なので、
V=πx2(242x)V = \pi x^2 (24 - 2x)
V=2πx2(12x)V = 2\pi x^2 (12 - x)
(2)
VV が最大になる時の円柱の高さを求める。
V=2πx2(12x)=2π(12x2x3)V = 2\pi x^2 (12 - x) = 2\pi (12x^2 - x^3)
VVxx で微分すると、
dVdx=2π(24x3x2)\frac{dV}{dx} = 2\pi (24x - 3x^2)
VV が最大になるのは dVdx=0\frac{dV}{dx} = 0 のときなので、
2π(24x3x2)=02\pi (24x - 3x^2) = 0
24x3x2=024x - 3x^2 = 0
3x(8x)=03x(8 - x) = 0
x=0,8x = 0, 8
x=0x = 0 は半径が0になるので不適。よって、x=8x = 8
このとき、高さは 242x=242(8)=2416=824 - 2x = 24 - 2(8) = 24 - 16 = 8 cm

3. 最終的な答え

(1) V=2πx2(12x)V = 2\pi x^2 (12 - x)
(2) 8 cm

「応用数学」の関連問題

水平面上に置かれたばね定数 $k$ のばねに質量 $m$ の小物体を押し付けて、自然長から $a$ だけ縮めた後、手を離す。小物体は半径 $R$ の円弧状の曲面を滑り降り、点A(角度$\theta$)...

力学エネルギー保存円運動ばね物理
2025/8/6

半径 $a$ の薄い円板が一様な表面電荷密度 $\sigma$ で帯電している。円板の中心から距離 $z$ 離れた軸上の点Pにおける電位 $V$ を求める。微小面積要素 $dS = r dr d\ph...

電磁気学積分電位円板積分計算
2025/8/6

水槽Aと水槽Bがあり、水槽Aには最初にある高さまで水が入っている。水槽Aに水を入れ始めると同時に、水槽Bからは排水管を使って水を排出する。水槽Aと水槽Bの底から水面までの高さが等しくなる時間が、水槽A...

一次関数連立方程式文章問題線形モデル
2025/8/6

同じ大きさの直方体の水槽Aと水槽Bがあり、Aには最初から水が入っていて、Bは満水である。水槽Aには給水管PとQから水が入り、水槽Bからは排水管Rから水が出る。P, Q, Rからはそれぞれ一定の流量で水...

水量グラフ一次関数流量水槽
2025/8/6

与えられたデータ $(x, y) = (-2, -3), (0, -1), (1, 1), (2, -2)$ に対して、回帰直線を求める問題です。 $Y$ と $X$ が与えられており、$X'Y$, ...

回帰直線線形代数最小二乗法統計
2025/8/5

2つの財 $X$ と $Y$ があり、効用関数が $U(x, y) = (2x + 5)(5y + 1)$ で与えられています。財 $X$ の価格は $p = 40$ 円、財 $Y$ の価格は $q ...

経済学効用関数予算制約最適化勾配
2025/8/5

ある企業が生産要素Xを用いて財Yを生産し、財Yを単価27で販売します。財Yの生産関数は $y = x^{\frac{2}{3}}$ であり、財Xを単価6で購入するときの最適購入量 $x$ と最適生産量...

最適化微分生産関数経済学
2025/8/5

時刻 $t=0$ で、地面から小物体を初速度 $v_0$ で鉛直上方に投げ上げた。小物体は時刻 $t_1$ で最高点に到達する。重力加速度の大きさを $g$ とし、空気抵抗は無視できるものとする。時刻...

力学運動等加速度運動物理
2025/8/5

画像に表示されている問題は、線形計画法に関連するもので、 $s+t=2, s\geq 0, t\geq 0$ の制約条件のもとで、ある関数(画像からは不明)の最大値または最小値を求める問題に関連してい...

線形計画法最適化制約条件実行可能領域目的関数
2025/8/5

問題文と図から、直方体の容器にしきりがあり、左側から毎秒50 cm$^3$ の割合で水を入れるとき、水面の高さが6cmから8cmになるまでの $x$ と $y$ の関係を式で表す問題です。ここで、$x...

体積一次関数グラフ直方体
2025/8/5