直角二等辺三角形ABCにおいて、$AC = 8cm$ であり、ACの中点Oを中心に時計回りに60°回転移動させたとき、線分OBが動いてできる図形の面積を求める。

幾何学図形回転移動直角二等辺三角形扇形面積ピタゴラスの定理
2025/8/7

1. 問題の内容

直角二等辺三角形ABCにおいて、AC=8cmAC = 8cm であり、ACの中点Oを中心に時計回りに60°回転移動させたとき、線分OBが動いてできる図形の面積を求める。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCは直角二等辺三角形であるため、AB=BCAB = BC。また、AC=8cmAC = 8cmであり、OはACの中点であるから、AO=OC=4cmAO = OC = 4cm
三角形ABOに着目する。OBの長さは、直角二等辺三角形の辺とACの長さの関係から求められる。三角形ABCにおいて、AB=BC=xAB = BC = xとおくと、ピタゴラスの定理より、x2+x2=82x^2 + x^2 = 8^22x2=642x^2 = 64x2=32x^2 = 32x=32=42x = \sqrt{32} = 4\sqrt{2}。つまり、AB=BC=42cmAB = BC = 4\sqrt{2} cm
次に、三角形ABOにおいて、AO=4cmAO = 4cmAB=42cmAB = 4\sqrt{2}cm。∠BAC = 45°であり、∠AOBの大きさは不明。
線分OBが動いてできる図形は扇形となる。扇形の半径はOBの長さであり、中心角は60°である。
点OからABに垂線を下ろし、その交点をDとする。すると、三角形ADOは直角二等辺三角形となる。
AD=DO=42=22AD = DO = \frac{4}{\sqrt{2}} = 2\sqrt{2}
BD=ABAD=4222=22BD = AB - AD = 4\sqrt{2} - 2\sqrt{2} = 2\sqrt{2}
三角形OBDは直角三角形なので、OB2=OD2+BD2=(22)2+(22)2=8+8=16OB^2 = OD^2 + BD^2 = (2\sqrt{2})^2 + (2\sqrt{2})^2 = 8 + 8 = 16。よって、OB=4cmOB = 4cm
扇形の面積を求める。扇形の半径は4cm、中心角は60°なので、扇形の面積は
π×42×60360=16π×16=83π\pi \times 4^2 \times \frac{60}{360} = 16\pi \times \frac{1}{6} = \frac{8}{3}\pi

3. 最終的な答え

83πcm2\frac{8}{3}\pi cm^2

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