まず、三角形ABCは直角二等辺三角形であるため、AB=BC。また、AC=8cmであり、OはACの中点であるから、AO=OC=4cm。 三角形ABOに着目する。OBの長さは、直角二等辺三角形の辺とACの長さの関係から求められる。三角形ABCにおいて、AB=BC=xとおくと、ピタゴラスの定理より、x2+x2=82、2x2=64、x2=32、x=32=42。つまり、AB=BC=42cm。 次に、三角形ABOにおいて、AO=4cm、AB=42cm。∠BAC = 45°であり、∠AOBの大きさは不明。 線分OBが動いてできる図形は扇形となる。扇形の半径はOBの長さであり、中心角は60°である。
点OからABに垂線を下ろし、その交点をDとする。すると、三角形ADOは直角二等辺三角形となる。
AD=DO=24=22。 BD=AB−AD=42−22=22。 三角形OBDは直角三角形なので、OB2=OD2+BD2=(22)2+(22)2=8+8=16。よって、OB=4cm。 扇形の面積を求める。扇形の半径は4cm、中心角は60°なので、扇形の面積は
π×42×36060=16π×61=38π。