2次関数 $y = 2x^2 + 4x - 1$ のグラフを C とするとき、以下の問いに答えます。 (1) グラフ C の頂点の座標を求めます。 (2) $-2 \leq x \leq 1$ における $y$ の最大値と最小値を求めます。 (3) グラフ C と x 軸の交点を A, B とするとき、線分 AB の長さを求めます。 (4) グラフ C を x 軸方向に 2, y 軸方向に 3 だけ平行移動したグラフの方程式を求めます。

代数学二次関数グラフ平方完成最大値最小値二次方程式解の公式平行移動
2025/4/13

1. 問題の内容

2次関数 y=2x2+4x1y = 2x^2 + 4x - 1 のグラフを C とするとき、以下の問いに答えます。
(1) グラフ C の頂点の座標を求めます。
(2) 2x1-2 \leq x \leq 1 における yy の最大値と最小値を求めます。
(3) グラフ C と x 軸の交点を A, B とするとき、線分 AB の長さを求めます。
(4) グラフ C を x 軸方向に 2, y 軸方向に 3 だけ平行移動したグラフの方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標を求める。
y=2x2+4x1y = 2x^2 + 4x - 1 を平方完成する。
y=2(x2+2x)1y = 2(x^2 + 2x) - 1
y=2(x2+2x+11)1y = 2(x^2 + 2x + 1 - 1) - 1
y=2((x+1)21)1y = 2((x + 1)^2 - 1) - 1
y=2(x+1)221y = 2(x + 1)^2 - 2 - 1
y=2(x+1)23y = 2(x + 1)^2 - 3
したがって、頂点の座標は (1,3)(-1, -3)
(2) 2x1-2 \leq x \leq 1 における yy の最大値と最小値を求める。
頂点の x 座標は x=1x = -1 で、範囲 2x1-2 \leq x \leq 1 に含まれる。
x=1x = -1 のとき、y=3y = -3
x=2x = -2 のとき、y=2(2)2+4(2)1=881=1y = 2(-2)^2 + 4(-2) - 1 = 8 - 8 - 1 = -1
x=1x = 1 のとき、y=2(1)2+4(1)1=2+41=5y = 2(1)^2 + 4(1) - 1 = 2 + 4 - 1 = 5
したがって、最大値は 5、最小値は -3。
(3) グラフ C と x 軸の交点を A, B とするとき、線分 AB の長さを求める。
2x2+4x1=02x^2 + 4x - 1 = 0 を解く。
解の公式より、x=4±424(2)(1)2(2)=4±16+84=4±244=4±264=2±62x = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(2)(-1)}}{2(2)} = \frac{-4 \pm \sqrt{16 + 8}}{4} = \frac{-4 \pm \sqrt{24}}{4} = \frac{-4 \pm 2\sqrt{6}}{4} = \frac{-2 \pm \sqrt{6}}{2}
A, B の x 座標をそれぞれ x1=262x_1 = \frac{-2 - \sqrt{6}}{2}x2=2+62x_2 = \frac{-2 + \sqrt{6}}{2} とする。
AB=x2x1=2+62262=262=6AB = |x_2 - x_1| = |\frac{-2 + \sqrt{6}}{2} - \frac{-2 - \sqrt{6}}{2}| = |\frac{2\sqrt{6}}{2}| = \sqrt{6}
(4) グラフ C を x 軸方向に 2, y 軸方向に 3 だけ平行移動したグラフの方程式を求める。
y=2x2+4x1y = 2x^2 + 4x - 1
平行移動後のグラフの方程式は、
y3=2(x2)2+4(x2)1y - 3 = 2(x - 2)^2 + 4(x - 2) - 1
y=2(x24x+4)+4x81+3y = 2(x^2 - 4x + 4) + 4x - 8 - 1 + 3
y=2x28x+8+4x81+3y = 2x^2 - 8x + 8 + 4x - 8 - 1 + 3
y=2x24x+2y = 2x^2 - 4x + 2

3. 最終的な答え

(1) 頂点の座標: (1,3)(-1, -3)
(2) 最大値: 5, 最小値: -3
(3) 線分 AB の長さ: 6\sqrt{6}
(4) 平行移動後のグラフの方程式: y=2x24x+2y = 2x^2 - 4x + 2

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