100人の生徒(男子58人、女子42人)に数学が好きか嫌いかを聞いたところ、好きと答えた生徒は40人で、そのうち男子は28人であった。好きでも嫌いでもないという回答はなかった。この100人の中から1人選ぶとする。 (1) 選ばれた1人が女子のとき、その生徒が数学が好きである確率を求めよ。 (2) 選ばれた1人が数学が嫌いであるとき、その生徒が男子である確率を求めよ。

確率論・統計学確率条件付き確率事象
2025/4/17

1. 問題の内容

100人の生徒(男子58人、女子42人)に数学が好きか嫌いかを聞いたところ、好きと答えた生徒は40人で、そのうち男子は28人であった。好きでも嫌いでもないという回答はなかった。この100人の中から1人選ぶとする。
(1) 選ばれた1人が女子のとき、その生徒が数学が好きである確率を求めよ。
(2) 選ばれた1人が数学が嫌いであるとき、その生徒が男子である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
まず、女子で数学が好きな人数を求める。
数学が好きな生徒は40人で、そのうち男子は28人なので、女子で数学が好きな人数は 4028=1240 - 28 = 12 人である。
選ばれた1人が女子であるという条件の下で、その生徒が数学が好きである確率を求める。
女子の人数は42人なので、求める確率は 12/42=2/712/42 = 2/7 である。
(2)
次に、数学が嫌いな人数を求める。
生徒の人数は100人で、数学が好きな生徒は40人なので、数学が嫌いな生徒は 10040=60100 - 40 = 60 人である。
男子で数学が嫌いな人数を求める。
男子の人数は58人で、数学が好きな男子は28人なので、数学が嫌いな男子は 5828=3058 - 28 = 30 人である。
選ばれた1人が数学が嫌いであるという条件の下で、その生徒が男子である確率を求める。
数学が嫌いな生徒は60人なので、求める確率は 30/60=1/230/60 = 1/2 である。

3. 最終的な答え

(1) ア/イ = 2/7
(2) ウ/エ = 1/2

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