$xy$平面上を運動する物体の時刻 $t$ における $x$ 座標と $y$ 座標が、$x(t) = 6.0t$ [m]、$y(t) = -4.0t^2 + 64$ [m] で与えられる。 (1) 時刻 $t=0$ s での物体の位置の、原点からの距離を求める。 (2) 時刻 $t=1$ s での物体の位置ベクトル $\vec{r}(1)$ [m] を、$x$軸方向の基本単位ベクトル $\vec{i}$、$y$軸方向の基本単位ベクトル $\vec{j}$ を用いて表す。 (3) 物体が $x$ 軸を通過する時刻と、その $x$ 座標を求める。

応用数学ベクトル運動座標物理
2025/4/24

1. 問題の内容

xyxy平面上を運動する物体の時刻 tt における xx 座標と yy 座標が、x(t)=6.0tx(t) = 6.0t [m]、y(t)=4.0t2+64y(t) = -4.0t^2 + 64 [m] で与えられる。
(1) 時刻 t=0t=0 s での物体の位置の、原点からの距離を求める。
(2) 時刻 t=1t=1 s での物体の位置ベクトル r(1)\vec{r}(1) [m] を、xx軸方向の基本単位ベクトル i\vec{i}yy軸方向の基本単位ベクトル j\vec{j} を用いて表す。
(3) 物体が xx 軸を通過する時刻と、その xx 座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) t=0t=0x(t)x(t)y(t)y(t) に代入して、座標を求める。
x(0)=6.0×0=0x(0) = 6.0 \times 0 = 0 [m]
y(0)=4.0×02+64=64y(0) = -4.0 \times 0^2 + 64 = 64 [m]
原点からの距離 dd は、d=x(0)2+y(0)2d = \sqrt{x(0)^2 + y(0)^2} で計算できる。
(2) t=1t=1x(t)x(t)y(t)y(t) に代入して、座標を求める。
x(1)=6.0×1=6.0x(1) = 6.0 \times 1 = 6.0 [m]
y(1)=4.0×12+64=4.0+64=60y(1) = -4.0 \times 1^2 + 64 = -4.0 + 64 = 60 [m]
位置ベクトル r(1)\vec{r}(1) は、r(1)=x(1)i+y(1)j\vec{r}(1) = x(1) \vec{i} + y(1) \vec{j} で表せる。
(3) 物体が xx 軸を通過するとき、y(t)=0y(t) = 0 となる。
4.0t2+64=0-4.0t^2 + 64 = 0
4.0t2=644.0t^2 = 64
t2=16t^2 = 16
t=±4t = \pm 4
tt は時間なので、t0t \geq 0 であるから、t=4t = 4 [s]。
そのときの xx 座標は、x(4)=6.0×4=24x(4) = 6.0 \times 4 = 24 [m]。

3. 最終的な答え

(1) 64 [m]
(2) r(1)=6.0i+60j\vec{r}(1) = 6.0 \vec{i} + 60 \vec{j} [m]
(3) 時刻: 4 [s], xx座標: 24 [m]

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