濃度がそれぞれ $x$%, $y$% である食塩水が入った容器 A, B がある。A から 60g, B から 50g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると、食塩が残らない。次に、A から 40g, B から 75g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると、10g の食塩が残る。このとき、$x$ と $y$ の値を求める。

代数学連立方程式文章問題割合
2025/5/13
## 問題341

1. 問題の内容

濃度がそれぞれ xx%, yy% である食塩水が入った容器 A, B がある。A から 60g, B から 50g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると、食塩が残らない。次に、A から 40g, B から 75g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると、10g の食塩が残る。このとき、xxyy の値を求める。

2. 解き方の手順

1回目の操作では、A から 60g, B から 50g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると食塩が残らないので、食塩の総量は 0 である。つまり、
x100×60+y100×50=0 \frac{x}{100} \times 60 + \frac{y}{100} \times 50 = 0
60x+50y=0 60x + 50y = 0
6x+5y=0(1) 6x + 5y = 0 \tag{1}
2回目の操作では、A から 40g, B から 75g の食塩水をくみ出し混ぜて蒸発させると、10g の食塩が残る。つまり、
x100×40+y100×75=10 \frac{x}{100} \times 40 + \frac{y}{100} \times 75 = 10
40x+75y=1000 40x + 75y = 1000
8x+15y=200(2) 8x + 15y = 200 \tag{2}
(1)式を3倍して、
18x+15y=0(3) 18x + 15y = 0 \tag{3}
(2)式から(3)式を引くと、
(8x+15y)(18x+15y)=2000 (8x + 15y) - (18x + 15y) = 200 - 0
10x=200 -10x = 200
x=20 x = -20
(1)式に代入すると、
6(20)+5y=0 6(-20) + 5y = 0
120+5y=0 -120 + 5y = 0
5y=120 5y = 120
y=24 y = 24

3. 最終的な答え

x=20,y=24x = -20, y = 24
## 問題342

1. 問題の内容

ある店でノート A, B を販売している。A は1冊 100円、B は1冊 150円である。先月の売り上げ金額は B が A より 22000円多かった。今月の売り上げ冊数は、A は 3割減、B は 4割増となり、A, B の売り上げ冊数の合計は 2割増となった。今月の A, B それぞれの売り上げ冊数を求めよ。

2. 解き方の手順

先月の A の売り上げ冊数を aa, B の売り上げ冊数を bb とする。
先月の売り上げ金額の関係は、
150b=100a+22000(1) 150b = 100a + 22000 \tag{1}
3b=2a+440(1’) 3b = 2a + 440 \tag{1'}
今月の A の売り上げ冊数は 0.7a0.7a, B の売り上げ冊数は 1.4b1.4b である。
今月の売り上げ冊数の合計は、先月の冊数の合計の 1.21.2 倍なので、
0.7a+1.4b=1.2(a+b)(2) 0.7a + 1.4b = 1.2(a + b) \tag{2}
7a+14b=12a+12b 7a + 14b = 12a + 12b
2b=5a(2’) 2b = 5a \tag{2'}
b=52a b = \frac{5}{2}a
(1')式に代入して、
3(52a)=2a+440 3(\frac{5}{2}a) = 2a + 440
152a=2a+440 \frac{15}{2}a = 2a + 440
15a=4a+880 15a = 4a + 880
11a=880 11a = 880
a=80 a = 80
b=52×80=200b = \frac{5}{2} \times 80 = 200
今月の A の売り上げ冊数は 0.7×80=560.7 \times 80 = 56
今月の B の売り上げ冊数は 1.4×200=2801.4 \times 200 = 280

3. 最終的な答え

今月の A の売り上げ冊数は 56冊、B の売り上げ冊数は 280冊。

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