点A(1, 3)から円 $x^2 + y^2 = 5$ に引いた接線の方程式と接点の座標を求めよ。

幾何学接線座標方程式
2025/5/13

1. 問題の内容

点A(1, 3)から円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 に引いた接線の方程式と接点の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、接点を(x1,y1)(x_1, y_1)と置きます。この接点は円周上にあるので、
x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5
が成り立ちます。
次に、点(x1,y1)(x_1, y_1)における円の接線の方程式は
x1x+y1y=5x_1 x + y_1 y = 5
で表されます。
この接線は点A(1, 3)を通るので、
x1(1)+y1(3)=5x_1(1) + y_1(3) = 5
つまり
x1+3y1=5x_1 + 3y_1 = 5
が成り立ちます。
x1=53y1x_1 = 5 - 3y_1とおき、x12+y12=5x_1^2 + y_1^2 = 5に代入すると、
(53y1)2+y12=5(5 - 3y_1)^2 + y_1^2 = 5
2530y1+9y12+y12=525 - 30y_1 + 9y_1^2 + y_1^2 = 5
10y1230y1+20=010y_1^2 - 30y_1 + 20 = 0
y123y1+2=0y_1^2 - 3y_1 + 2 = 0
(y11)(y12)=0(y_1 - 1)(y_1 - 2) = 0
よって、y1=1y_1 = 1またはy1=2y_1 = 2です。
(i) y1=1y_1 = 1のとき、
x1=53y1=53(1)=2x_1 = 5 - 3y_1 = 5 - 3(1) = 2
接点は(2, 1)となり、接線の方程式は2x+y=52x + y = 5となります。
(ii) y1=2y_1 = 2のとき、
x1=53y1=53(2)=1x_1 = 5 - 3y_1 = 5 - 3(2) = -1
接点は(-1, 2)となり、接線の方程式はx+2y=5-x + 2y = 5となります。

3. 最終的な答え

接線の方程式は、2x+y=52x + y = 5x+2y=5-x + 2y = 5です。
接点の座標は、(2, 1)と(-1, 2)です。

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