2つの曲線 $y = ax^2 + b$ と $y = \log x$ が点 $A(e, 1)$ を共有し、かつ点Aで共通の接線を持つように、定数 $a$ と $b$ の値を定める問題です。
2025/5/13
はい、承知いたしました。画像にある問題3と問題8について解いていきます。
**問題3**
1. 問題の内容
2つの曲線 と が点 を共有し、かつ点Aで共通の接線を持つように、定数 と の値を定める問題です。
2. 解き方の手順
(1) 点A(e, 1)を共有することから、それぞれの曲線が点Aを通る条件を立てます。
* が点 (e, 1) を通るので、 が成り立ちます。
* が点 (e, 1) を通るので、 が成り立ちます(これは自明)。
(2) 点Aで共通の接線を持つことから、それぞれの曲線の における微分係数(接線の傾き)が等しいという条件を立てます。
* の導関数は です。したがって、 における微分係数は です。
* の導関数は です。したがって、 における微分係数は です。
よって、 が成り立ちます。
(3) (1)と(2)で得られた連立方程式を解いて、 と の値を求めます。
まず、 から、 が得られます。
次に、 に を代入すると、 となり、 が得られます。
したがって、 です。
3. 最終的な答え
**問題8**
1. 問題の内容
関数 について、 のグラフの概形を描き、関数 の最大値と最小値を求める問題です。
2. 解き方の手順
(1) 関数の増減を調べるために、微分を計算します。
(2) となる の値を求めます。
より、 なので、 です。
(3) 増減表を作成します。
| x | ... | -1 | ... | 1 | ... |
| ---- | ----- | ---- | ----- | ---- | ----- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | 減少 | 極小 | 増加 | 極大 | 減少 |
(4) 極値を計算します。
(5) グラフの概形を考えます。は奇関数なので原点対称です。 なので、軸が漸近線となります。
3. 最終的な答え
最大値: (x = 1のとき)
最小値: (x = -1のとき)