(1) a(x+2)−b(x−2)=4x 左辺を展開して整理します。
ax+2a−bx+2b=4x (a−b)x+(2a+2b)=4x 恒等式であるためには、各項の係数が等しくなければなりません。したがって、
2a+2b=0 この2つの式を連立して解くと、
2a=4 よって a=2 b=−a=−2 よって、a=2,b=−2 (2) 2x2−7x−1=a(x−1)2+b(x−1)+c 右辺を展開して整理します。
2x2−7x−1=a(x2−2x+1)+b(x−1)+c 2x2−7x−1=ax2−2ax+a+bx−b+c 2x2−7x−1=ax2+(−2a+b)x+(a−b+c) 各項の係数が等しくなければなりません。したがって、
−2a+b=−7 a−b+c=−1 −2(2)+b=−7 −4+b=−7 a=2,b=−3を3つ目の式に代入すると 2−(−3)+c=−1 2+3+c=−1 よって、a=2,b=−3,c=−6 (3) a(x+2)2+b(x+3)2+c(x+2)(x+3)=x2 左辺を展開して整理します。
a(x2+4x+4)+b(x2+6x+9)+c(x2+5x+6)=x2 ax2+4ax+4a+bx2+6bx+9b+cx2+5cx+6c=x2 (a+b+c)x2+(4a+6b+5c)x+(4a+9b+6c)=x2 各項の係数が等しくなければなりません。したがって、
4a+6b+5c=0 4a+9b+6c=0 3つ目の式から2つ目の式を引くと、
(4a+9b+6c)−(4a+6b+5c)=0−0 これを1つ目の式に代入すると、
a+b−3b=1 これを2つ目の式に代入すると、
4(1+2b)+6b+5(−3b)=0 4+8b+6b−15b=0 a=1+2(4)=9 c=−3(4)=−12 よって、a=9,b=4,c=−12 (4) a(x+1)3+b(x+1)2+c(x+1)+d=3x3−2x−1 左辺を展開して整理します。
a(x3+3x2+3x+1)+b(x2+2x+1)+c(x+1)+d=3x3−2x−1 ax3+3ax2+3ax+a+bx2+2bx+b+cx+c+d=3x3−2x−1 ax3+(3a+b)x2+(3a+2b+c)x+(a+b+c+d)=3x3−2x−1 各項の係数が等しくなければなりません。したがって、
3a+2b+c=−2 a+b+c+d=−1 3(3)+b=0 a=3,b=−9を3つ目の式に代入すると、 3(3)+2(−9)+c=−2 9−18+c=−2 −9+c=−2 a=3,b=−9,c=7を4つ目の式に代入すると、 3−9+7+d=−1 よって、a=3,b=−9,c=7,d=−2