1. 問題の内容
直径6cm、長さ8cmの鉄の円柱から、切削して作ることができる最大の立方体の体積を求める問題です。
2. 解き方の手順
立方体の一辺の長さを とします。
まず、円柱の断面(円)に内接する正方形の一辺の長さを考えます。円の直径が6cmなので半径は3cmです。
正方形の対角線は円の直径に等しいので6cmです。
正方形の一辺の長さを とすると、三平方の定理より
円柱の長さは8cmなので、立方体の高さはと8cmのうち小さい方の値になります。今回は cmが小さいので立方体の一辺の長さはcmとなります。
したがって、立方体の体積は、
ここで、という立方体の一辺が、円柱の直径である6cmよりも小さく、円柱の長さである8cmよりも小さいため、問題の条件を満たしていることがわかります。
立方体の体積は、
一辺が の立方体ではなく、円柱に内接することを考えると、立方体の一辺の最大値は、円柱の直径6cmとなります。
したがって、立方体の一辺が6cmよりも大きくなることはないので、この正方形を底面とする立方体を作ることはできません。
立方体の一辺は cm が最大となります。
しかし、円柱の長さを考慮する必要があります。長さが8cmであるため、立方体の一辺の長さは8cmを超えることはできません。よって、一辺の長さは cmです。
立方体の体積 =
立方体の一辺は、円柱の直径6cmと長さに制限されます。
円柱に内接する立方体の断面(正方形)の一辺の長さを とすると、です。
立方体の体積 =
3. 最終的な答え
または約76.36