(1) 3つの奇数の和が奇数になることを説明する。 (2) 2桁の自然数 $P$ と、$P$ の十の位と一の位を入れ替えてできる自然数 $Q$ について、$7P + 2Q$ が9の倍数になることを説明する。 (3) 高さが底面の半径の6倍である円錐と、底面の半径が円錐の底面の半径の2倍で、高さが円錐の底面の半径と等しい円柱について、円錐の体積を $V$、円柱の体積を $W$ とするとき、$W = 2V$ であることを説明する。

算数整数奇数円錐円柱体積倍数
2025/7/24
## 数学の問題の解答

1. 問題の内容

(1) 3つの奇数の和が奇数になることを説明する。
(2) 2桁の自然数 PP と、PP の十の位と一の位を入れ替えてできる自然数 QQ について、7P+2Q7P + 2Q が9の倍数になることを説明する。
(3) 高さが底面の半径の6倍である円錐と、底面の半径が円錐の底面の半径の2倍で、高さが円錐の底面の半径と等しい円柱について、円錐の体積を VV、円柱の体積を WW とするとき、W=2VW = 2V であることを説明する。

2. 解き方の手順

(1)
* 整数 ll, mm, nn を用いて、3つの奇数を 2l+12l+1, 2m+12m+1, 2n+12n+1 と表す。
* 3つの奇数の和は、 (2l+1)+(2m+1)+(2n+1)=2l+2m+2n+3=2(l+m+n+1)+1(2l+1) + (2m+1) + (2n+1) = 2l + 2m + 2n + 3 = 2(l+m+n+1) + 1 となる。
* l+m+n+1l+m+n+1 は整数であるから、2(l+m+n+1)+12(l+m+n+1) + 1 は奇数である。
* したがって、3つの奇数の和は奇数になる。
(2)
* 自然数 PP の十の位の数を aa、一の位の数を bb とすると、P=10a+bP = 10a + b と表せる。
* PP の十の位と一の位を入れ替えてできる自然数 QQ は、Q=10b+aQ = 10b + a と表せる。
* 7P+2Q=7(10a+b)+2(10b+a)=70a+7b+20b+2a=72a+27b=9(8a+3b)7P + 2Q = 7(10a + b) + 2(10b + a) = 70a + 7b + 20b + 2a = 72a + 27b = 9(8a + 3b) となる。
* 8a+3b8a + 3b は整数であるから、9(8a+3b)9(8a + 3b) は9の倍数である。
* したがって、7P+2Q7P + 2Q は9の倍数になる。
(3)
* 円錐の底面の半径を rr とすると、円錐の高さは 6r6r である。
* 円錐の体積 VV は、V=13πr2(6r)=2πr3V = \frac{1}{3} \pi r^2 (6r) = 2 \pi r^3 となる。
* 円柱の底面の半径は 2r2r、高さは rr である。
* 円柱の体積 WW は、W=π(2r)2r=4πr3W = \pi (2r)^2 r = 4 \pi r^3 となる。
* したがって、W=4πr3=2(2πr3)=2VW = 4 \pi r^3 = 2(2 \pi r^3) = 2V である。

3. 最終的な答え

(1) 3つの奇数の和は奇数になる。
(2) 7P+2Q7P + 2Q は9の倍数になる。
(3) W=2VW = 2V である。

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