与えられたグラフは、世帯主の年代別の年間収入と貯蓄・負債額を示しています。このグラフを基に、与えられた記述が正しいかどうかを判断し、正しい記述の数を答えます。記述は以下の4つです。 * 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60〜69歳である。 * 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。 * 20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20〜59歳の方が多い。 * 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。

応用数学統計グラフ解析比率データ分析
2025/7/27

1. 問題の内容

与えられたグラフは、世帯主の年代別の年間収入と貯蓄・負債額を示しています。このグラフを基に、与えられた記述が正しいかどうかを判断し、正しい記述の数を答えます。記述は以下の4つです。
* 貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60〜69歳である。
* 貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。
* 20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20〜59歳の方が多い。
* 年間収入が減少すると貯蓄も減少する。

2. 解き方の手順

各記述について、グラフから情報を読み取り、真偽を判断します。
* **1つ目の記述:貯蓄の前年比増加率が一番大きいのは60〜69歳である。**
グラフから、各年代の貯蓄額は以下の通りです。
* 20-29歳: 442万円
* 30-39歳: 567万円
* 40-49歳: 713万円
* 50-59歳: 816万円
* 60-69歳: 558万円
* 70歳以上: 450万円
前年比増加率を計算するには、各年代の貯蓄額から前の年代の貯蓄額を引きます。
* 30-39歳: 567442=125567 - 442 = 125 万円
* 40-49歳: 713567=146713 - 567 = 146 万円
* 50-59歳: 816713=103816 - 713 = 103 万円
* 60-69歳: 558816=258558 - 816 = -258 万円
* 70歳以上: 450558=108450 - 558 = -108 万円
20-29歳は前年のデータがないので、計算できません。計算結果から、増加率が一番大きいのは40〜49歳です。したがって、この記述は誤りです。
* **2つ目の記述:貯蓄に対する負債の比率は、最も多い年代では140%を越える。**
各年代の貯蓄と負債は以下の通りです。
* 20-29歳: 貯蓄 442万円、負債 -293万円
* 30-39歳: 貯蓄 567万円、負債 -909万円
* 40-49歳: 貯蓄 713万円、負債 -978万円
* 50-59歳: 貯蓄 816万円、負債 -536万円
* 60-69歳: 貯蓄 558万円、負債 -197万円
* 70歳以上: 貯蓄 450万円、負債 -96万円
貯蓄に対する負債の比率を計算します (負債額の絶対値を貯蓄額で割ります)。
* 20-29歳: 293/4420.663 (66.3%)293 / 442 \approx 0.663 \ (66.3\%)
* 30-39歳: 909/5671.603 (160.3%)909 / 567 \approx 1.603 \ (160.3\%)
* 40-49歳: 978/7131.371 (137.1%)978 / 713 \approx 1.371 \ (137.1\%)
* 50-59歳: 536/8160.657 (65.7%)536 / 816 \approx 0.657 \ (65.7\%)
* 60-69歳: 197/5580.353 (35.3%)197 / 558 \approx 0.353 \ (35.3\%)
* 70歳以上: 96/4500.213 (21.3%)96 / 450 \approx 0.213 \ (21.3\%)
比率が最も多いのは30〜39歳で、約160.3%です。したがって、この記述は正しいです。
* **3つ目の記述:20〜59歳までの貯蓄の合計と60歳以上の貯蓄の合計では、20〜59歳の方が多い。**
20〜59歳の貯蓄合計: 442+567+713+816=2538442 + 567 + 713 + 816 = 2538 万円
60歳以上の貯蓄合計: 558+450=1008558 + 450 = 1008 万円
20〜59歳の貯蓄合計の方が大きいです。したがって、この記述は正しいです。
* **4つ目の記述:年間収入が減少すると貯蓄も減少する。**
グラフを見ると、年間収入は20代から50代にかけて増加し、60代以降減少しています。しかし、貯蓄は必ずしも年間収入に比例して増減していません。例えば、60〜69歳では年間収入が大きく減少しているにもかかわらず、貯蓄額は必ずしも大きく減少しているわけではありません。したがって、この記述は誤りです。
正しい記述は2つあります。

3. 最終的な答え

2

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