与えられた4つの二変数関数について、それぞれの極値を求めよ。 (1) $f(x, y) = e^{5x+y}(2x+3y)$ (2) $f(x, y) = e^{-x^2-y^2}$ (3) $f(x, y) = xy + \frac{1}{x} + \frac{1}{y}$ (4) $f(x, y) = x^2 + 2x - xy^2 + y^2$
2025/7/28
1. 問題の内容
与えられた4つの二変数関数について、それぞれの極値を求めよ。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(1)
まず、偏微分を計算します。
極値を取る点を求めるために、 かつ を解きます。 は常に正なので、
この連立方程式を解くと、
明らかに矛盾するので、解なし。よって、極値は存在しません。
(2)
極値を取る点を求めるために、 かつ を解きます。 は常に正なので、
かつ
かつ
したがって、 が極値の候補点です。
におけるヘッセ行列式を計算します。
より、 で極大値を取ります。
極大値は
(3)
かつ を解きます。
は が定義されないので除外します。
より 。
したがって、 が極値の候補点です。
におけるヘッセ行列式を計算します。
より、 で極小値を取ります。
極小値は
(4)
かつ を解きます。
または
のとき、 より 。
のとき、 より 。
したがって、極値の候補点は , , です。
において、
より、極小値
において、
より、極値ではない。
において、
より、極値ではない。
3. 最終的な答え
(1) 極値なし
(2) で極大値
(3) で極小値
(4) で極小値