(1)
cos2x=1−sin2x なので、式①は以下のように書き換えられます。 3(1−sin2x)+a(6a+7)sinx−8a3−4a2−3=0 −3sin2x+a(6a+7)sinx−8a3−4a2=0 3sin2x−a(6a+7)sinx+8a3+4a2=0 次に、与えられた形 (3sinx−アa)(sinx−(イa2+a))=0 を展開すると、 3sin2x−(3a2+3a+アa)sinx+アa(a2+a)=0 3sin2x−(3a2+3a+アa)sinx+アa3+アa2=0 係数を比較します。
sinx の係数を比較すると、 a(6a+7)=3a2+3a+アa 6a2+7a=3a2+3a+アa 3a2+(4−ア)a=0 a(3a+4−ア)=0 a は任意の値を取りうるので、3a+4−ア=0 が常に成り立つわけではありません。 定数項を比較すると、
8a3+4a2=アa3+アa2 (8−ア)a3+(4−ア)a2=0 a2((8−ア)a+(4−ア))=0 これも a が任意の値を取りうるので、(8−ア)a+(4−ア)=0が常に成り立つわけではありません。 しかし、与えられた因数分解の形から推測すると、おそらく正しく因数分解できるはずなので、因数分解を試みます。
3sin2x−a(6a+7)sinx+8a3+4a2=0 (3sinx−4a)(sinx−(2a2+a))=0 と仮定すると、 3sin2x−(6a2+3a+4a)sinx+8a3+4a2=0 3sin2x−(6a2+7a)sinx+8a3+4a2=0 となり、元の式と一致します。
よって、ア = 4、イ = 2 となります。 したがって、式①は (3sinx−4a)(sinx−(2a2+a))=0 と変形できます。 (2)
式①が解をもつためには、3sinx−4a=0 または sinx−(2a2+a)=0 である必要があります。 つまり、sinx=34a または sinx=2a2+a となります。 −1≤sinx≤1 より、 −1≤34a≤1 かつ −1≤2a2+a≤1 を満たす a の範囲を求めます。 −1≤34a≤1 より、−43≤a≤43 −1≤2a2+a≤1 より、 2a2+a+1≥0 これは常に成立する。 2a2+a−1≤0 (2a−1)(a+1)≤0 −1≤a≤21 したがって、 −43≤a≤43 かつ −1≤a≤21 より、 −43≤a≤21