8枚のカード(A~H)があり、A~Fは赤色、GとHは白色です。この中から2枚のカードを取り出すとき、取り出し方の総数と、取り出した2枚のうち1枚だけが赤色である確率を求めます。

確率論・統計学組み合わせ確率事象
2025/7/29

1. 問題の内容

8枚のカード(A~H)があり、A~Fは赤色、GとHは白色です。この中から2枚のカードを取り出すとき、取り出し方の総数と、取り出した2枚のうち1枚だけが赤色である確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、2枚のカードを取り出す組み合わせの総数を求めます。これは8枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、組み合わせの公式を使って計算します。組み合わせの公式は、nCr=n!r!(nr)!nCr = \frac{n!}{r!(n-r)!} で表されます。この問題の場合、n=8n=8r=2r=2なので、
8C2=8!2!(82)!=8!2!6!=8×72×1=288C2 = \frac{8!}{2!(8-2)!} = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28
したがって、取り出し方は全部で28通りです。
次に、取り出した2枚のうち1枚だけが赤色である場合の数を求めます。これは、「1枚が赤色で、もう1枚が白色」となる場合です。
赤色のカードは6枚(A~F)あり、白色のカードは2枚(G,H)あります。
赤色のカードから1枚を選ぶ組み合わせは6C1=66C1 = 6通りです。
白色のカードから1枚を選ぶ組み合わせは2C1=22C1 = 2通りです。
したがって、1枚が赤色、もう1枚が白色となる組み合わせは、6×2=126 \times 2 = 12通りです。
最後に、求める確率を計算します。確率は、目的の事象の場合の数を、起こりうるすべての事象の場合の数で割ったものです。
この問題の場合、目的の事象は「取り出した2枚のうち1枚だけが赤色である」ことであり、その場合の数は12通りです。
起こりうるすべての事象は「2枚のカードを取り出す」ことであり、その場合の数は28通りです。
したがって、求める確率は、
1228=37\frac{12}{28} = \frac{3}{7}

3. 最終的な答え

取り出し方は全部で28通りであり、取り出した2枚のうち1枚だけが赤色である確率は 37\frac{3}{7} です。

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