問題文は105と150を素因数分解した結果が与えられており、それを利用して次の3つの問いに答えるものです。 (1) 105の約数をすべて書き出す。 (2) 105と150の最大公約数を求める。 (3) 105と150の最小公倍数を求める。

算数素因数分解約数最大公約数最小公倍数整数
2025/7/29

1. 問題の内容

問題文は105と150を素因数分解した結果が与えられており、それを利用して次の3つの問いに答えるものです。
(1) 105の約数をすべて書き出す。
(2) 105と150の最大公約数を求める。
(3) 105と150の最小公倍数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 105の約数を求める。
105の素因数分解は 105=3×5×7105 = 3 \times 5 \times 7 です。
約数は、各素因数の指数を0からその指数の値まで変化させて作られる数の積です。
具体的には、 30×50×70=13^0 \times 5^0 \times 7^0 = 1
31×50×70=33^1 \times 5^0 \times 7^0 = 3
30×51×70=53^0 \times 5^1 \times 7^0 = 5
30×50×71=73^0 \times 5^0 \times 7^1 = 7
31×51×70=153^1 \times 5^1 \times 7^0 = 15
31×50×71=213^1 \times 5^0 \times 7^1 = 21
30×51×71=353^0 \times 5^1 \times 7^1 = 35
31×51×71=1053^1 \times 5^1 \times 7^1 = 105
したがって、105の約数は1, 3, 5, 7, 15, 21, 35, 105です。
(2) 105と150の最大公約数を求める。
105の素因数分解は 105=3×5×7105 = 3 \times 5 \times 7
150の素因数分解は 150=2×3×52150 = 2 \times 3 \times 5^2
最大公約数を求めるには、共通の素因数のうち指数の小さい方を選んで掛け合わせます。
共通の素因数は3と5です。
105の3の指数は1、150の3の指数は1なので、3の指数は1を選びます。
105の5の指数は1、150の5の指数は2なので、5の指数は1を選びます。
したがって、最大公約数は 3×5=153 \times 5 = 15 です。
(3) 105と150の最小公倍数を求める。
105の素因数分解は 105=3×5×7105 = 3 \times 5 \times 7
150の素因数分解は 150=2×3×52150 = 2 \times 3 \times 5^2
最小公倍数を求めるには、すべての素因数のうち指数の大きい方を選んで掛け合わせます。
2の指数は150にある1を選びます。
3の指数はどちらも1なので、1を選びます。
5の指数は105が1、150が2なので、2を選びます。
7の指数は105にある1を選びます。
したがって、最小公倍数は 2×3×52×7=2×3×25×7=10502 \times 3 \times 5^2 \times 7 = 2 \times 3 \times 25 \times 7 = 1050 です。

3. 最終的な答え

(1) 105の約数:1, 3, 5, 7, 15, 21, 35, 105
(2) 105と150の最大公約数:15
(3) 105と150の最小公倍数:1050

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