給水管と排水管がついた水槽に40Lの水が入っている。以下の手順で給水と排水を行う。 手順1:排水管を開き、一定の割合で排水を開始する。 手順2:排水管を開いてから6分後に、排水を続けながら、給水管を開き、毎分8Lの割合で給水を開始する。 手順3:給水管を開いてから5分後に給水管を閉じ、水槽が空になるまで手順1と同じ割合で排水を続ける。 排水管を開いてから$x$分後の水槽の水の量を$y$Lとする。図2は、排水管を開いてから6分後までの$x$と$y$の関係を表すグラフである。 (1) 排水管からの排水量は毎分何Lか求める。 (2) 排水管を開いてから8分後の水槽の水の量を求める。 (3) 排水管を開いて6分後から、水槽が空になるまでの$x$と$y$の関係を表すグラフを解答用紙に書き加える。 (4) 給水管を開いている時間を短くして、水槽が空になるまでの時間をいまより4分短くしたい。排水管を開いてから何分何秒後に給水管を閉じればよいか求める。ただし、給水管を開く時間は、排水管を開いてから6分後で変えず、また、毎分の給水量や排水量の条件も変えないものとする。

応用数学文章問題一次関数グラフ割合方程式
2025/8/3

1. 問題の内容

給水管と排水管がついた水槽に40Lの水が入っている。以下の手順で給水と排水を行う。
手順1:排水管を開き、一定の割合で排水を開始する。
手順2:排水管を開いてから6分後に、排水を続けながら、給水管を開き、毎分8Lの割合で給水を開始する。
手順3:給水管を開いてから5分後に給水管を閉じ、水槽が空になるまで手順1と同じ割合で排水を続ける。
排水管を開いてからxx分後の水槽の水の量をyyLとする。図2は、排水管を開いてから6分後までのxxyyの関係を表すグラフである。
(1) 排水管からの排水量は毎分何Lか求める。
(2) 排水管を開いてから8分後の水槽の水の量を求める。
(3) 排水管を開いて6分後から、水槽が空になるまでのxxyyの関係を表すグラフを解答用紙に書き加える。
(4) 給水管を開いている時間を短くして、水槽が空になるまでの時間をいまより4分短くしたい。排水管を開いてから何分何秒後に給水管を閉じればよいか求める。ただし、給水管を開く時間は、排水管を開いてから6分後で変えず、また、毎分の給水量や排水量の条件も変えないものとする。

2. 解き方の手順

(1)
グラフより、排水管を開いてから6分後の水量は10Lである。最初の水量は40Lなので、6分間で30L排水されたことになる。
したがって、排水量は毎分30L/6=5L/30L / 6分 = 5L/分である。
(2)
排水管を開いてから6分後から給水管を開き、毎分8L給水し、毎分5L排水するので、毎分8L5L=3L8L - 5L = 3Lずつ水が増える。
6分後から8分後までの2分間で、3L/×2=6L3L/分 \times 2分 = 6L増える。
6分後の水量は10Lなので、8分後の水量は10L+6L=16L10L + 6L = 16Lである。
(3)
給水管を開いて5分後に給水管を閉じているので、排水管を開いてから11分後に給水管を閉じている。
給水管を開いてから5分間で、3L/×5=15L3L/分 \times 5分 = 15L増えるので、11分後の水量は10L+15L=25L10L + 15L = 25Lとなる。
給水管を閉じた後は毎分5L排水されるので、空になるまでの時間は25L/5L/=525L / 5L/分 = 5分である。
したがって、空になるのは排水管を開いてから11+5=1611分 + 5分 = 16分後である。
よって、点(6, 10)と点(16, 0)を結ぶ直線をグラフに書き加える。
(4)
現在、水槽が空になるまで16分かかる。これを4分短くしたいので、12分で空になるようにしたい。
排水管を開いてから6分後までは変わらないので、6分後の水量は10Lである。
給水管を開いている時間をtt分とすると、給水量は8t8tLで、排水量は5t5tLなので、3t3tL増える。
給水管を閉じた後の排水時間は126t=6t12 - 6 - t = 6 - t分である。この間に排水される量は5(6t)5(6-t)Lである。
したがって、10+3t5(6t)=010 + 3t - 5(6-t) = 0となる。
10+3t30+5t=010 + 3t - 30 + 5t = 0
8t=208t = 20
t=20/8=5/2=2.5t = 20/8 = 5/2 = 2.5
つまり、給水管を閉じるまでの時間を2.5分にする。
排水管を開いてから6+2.5=8.56 + 2.5 = 8.5分後に給水管を閉じる。
0.5分は30秒なので、8分30秒後に給水管を閉じる。

3. 最終的な答え

(1) 5L/分
(2) 16L
(3) 解答用紙に点(6, 10)と点(16, 0)を結ぶ直線を書き加える。
(4) 8分30秒後

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