単位円上で、角 $\alpha$ の動径と円の交点をP、角 $\beta$ の動径と円の交点をQとする。このとき、問題文中の②が成り立つ、つまり $\sin \alpha = \sin \beta$ が成り立つときに、点Pと点Qの間に常に成り立つ関係として、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。
2025/8/6
1. 問題の内容
単位円上で、角 の動径と円の交点をP、角 の動径と円の交点をQとする。このとき、問題文中の②が成り立つ、つまり が成り立つときに、点Pと点Qの間に常に成り立つ関係として、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。
2. 解き方の手順
という条件から、 と の関係を考えます。
が成り立つのは、以下の2つの場合です。
(1) (nは整数)
(2) (nは整数)
(1) の場合、 と は同じ角を表すので、点Pと点Qは一致します。
(2) の場合、 より、 となります。これは、 と が 軸に関して対称であることを意味します。なぜならば、軸に対して対象な角度, を持つ点P, Qは、y座標が等しいからです。
選択肢を検討します。
* ⓪ 点Pと点Qは同じ点である:(1) の場合は正しいですが、(2) の場合は誤りです。
* ① 点Pのx座標と、点Qのx座標が等しい:(2) の場合、x座標は異符号になります。
* ② 点Pのy座標と、点Qのy座標が等しい:(2) の場合、y座標は等しくなります。
* ③ 点Pと点Qは、原点に関して対称である:(2) の場合、原点対称ではありません。
したがって、常に成り立つ関係は、点Pのy座標と点Qのy座標が等しいことです。
3. 最終的な答え
②