ある中学校の昨年の男子と女子の生徒数は、男子が女子よりも20人少なかった。今年は、男子が8%増加し、女子が5%減少したため、男子が女子より7人多くなった。今年の男子と女子の生徒数をそれぞれ求めよ。

代数学連立方程式文章問題割合方程式
2025/8/6

1. 問題の内容

ある中学校の昨年の男子と女子の生徒数は、男子が女子よりも20人少なかった。今年は、男子が8%増加し、女子が5%減少したため、男子が女子より7人多くなった。今年の男子と女子の生徒数をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、昨年の男子の生徒数を xx 、女子の生徒数を yy とする。
昨年の生徒数について、以下の式が成り立つ。
x=y20x = y - 20
次に、今年の生徒数について考える。
今年の男子の生徒数は、昨年の生徒数に8%増加した数なので、x+0.08x=1.08xx + 0.08x = 1.08x となる。
今年の女子の生徒数は、昨年の生徒数から5%減少した数なので、y0.05y=0.95yy - 0.05y = 0.95y となる。
今年の生徒数について、以下の式が成り立つ。
1.08x=0.95y+71.08x = 0.95y + 7
上記の二つの式から連立方程式を解く。
まず、一つ目の式 x=y20x = y - 20 を二つ目の式に代入する。
1.08(y20)=0.95y+71.08(y - 20) = 0.95y + 7
1.08y21.6=0.95y+71.08y - 21.6 = 0.95y + 7
1.08y0.95y=7+21.61.08y - 0.95y = 7 + 21.6
0.13y=28.60.13y = 28.6
y=28.60.13=220y = \frac{28.6}{0.13} = 220
x=y20=22020=200x = y - 20 = 220 - 20 = 200
よって、昨年の男子の生徒数は200人、女子の生徒数は220人である。
今年の男子の生徒数は、1.08x=1.08×200=2161.08x = 1.08 \times 200 = 216
今年の女子の生徒数は、0.95y=0.95×220=2090.95y = 0.95 \times 220 = 209

3. 最終的な答え

今年の男子の生徒数は216人、今年の女子の生徒数は209人。