3つの直線 $l, m, n$ がそれぞれ点 $A, B, C$ で交わっています。直線 $m$ は $y = -3x + 6$ であり、点 $B$ の座標は $(-2, 0)$ です。直線 $l$ は点 $B$ を通り、傾きが変化します。 (1) 直線 $l$ の式を求めなさい。 (2) 点 $C$ の $x$ 座標が1のとき、  ①点 $C$ の $y$ 座標を求めなさい。  ②直線 $n$ の式を求めなさい。 (3) (2)のとき、$\triangle ABC$ の面積を求めなさい。

幾何学直線座標平面連立方程式三角形の面積
2025/8/14

1. 問題の内容

3つの直線 l,m,nl, m, n がそれぞれ点 A,B,CA, B, C で交わっています。直線 mmy=3x+6y = -3x + 6 であり、点 BB の座標は (2,0)(-2, 0) です。直線 ll は点 BB を通り、傾きが変化します。
(1) 直線 ll の式を求めなさい。
(2) 点 CCxx 座標が1のとき、
 ①点 CCyy 座標を求めなさい。
 ②直線 nn の式を求めなさい。
(3) (2)のとき、ABC\triangle ABC の面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1)
直線 ll は点 B(2,0)B(-2, 0) を通る直線なので、y=a(x+2)y = a(x + 2) と表せる。ただし、aa は傾きを表す。
直線 mm と直線 ll の交点 AA は、問題文の図から yy 軸上にあるため、x=0x = 0 である。
x=0x = 0y=3x+6y = -3x + 6 に代入すると、y=6y = 6 となる。
したがって、A(0,6)A(0, 6) である。
A(0,6)A(0, 6)y=a(x+2)y = a(x + 2) に代入すると、6=a(0+2)6 = a(0 + 2) となる。
6=2a6 = 2a より、a=3a = 3
よって、直線 ll の式は y=3(x+2)=3x+6y = 3(x + 2) = 3x + 6 である。
(2)
① 点 CCxx 座標が1のとき、CC は直線 mm 上にあるので、直線 mm の式 y=3x+6y = -3x + 6x=1x = 1 を代入すると、y=3(1)+6=3y = -3(1) + 6 = 3
したがって、点 CCyy 座標は3である。
② 点 BB の座標は (2,0)(-2, 0) であり、点 CC の座標は (1,3)(1, 3) である。
直線 nn の式を y=ax+by = ax + b とすると、
0=2a+b0 = -2a + b
3=a+b3 = a + b
この連立方程式を解く。
2式目から1式目を引くと、3=3a3 = 3a より、a=1a = 1
a=1a = 13=a+b3 = a + b に代入すると、3=1+b3 = 1 + b より、b=2b = 2
よって、直線 nn の式は y=x+2y = x + 2 である。
(3)
A(0,6)A(0, 6), B(2,0)B(-2, 0), C(1,3)C(1, 3) のとき、ABC\triangle ABC の面積を求める。
ABC\triangle ABC の面積は、点 AA, BB, CC の座標を使って次の公式で求めることができる。
S=12(xAxC)(yByA)(xAxB)(yCyA)S = \frac{1}{2} |(x_A - x_C)(y_B - y_A) - (x_A - x_B)(y_C - y_A)|
S=12(01)(06)(0(2))(36)S = \frac{1}{2} |(0 - 1)(0 - 6) - (0 - (-2))(3 - 6)|
S=12(1)(6)(2)(3)S = \frac{1}{2} |(-1)(-6) - (2)(-3)|
S=126(6)S = \frac{1}{2} |6 - (-6)|
S=1212S = \frac{1}{2} |12|
S=6S = 6

3. 最終的な答え

(1) y=3x+6y = 3x + 6
(2) ① y=3y = 3 ② y=x+2y = x + 2
(3) 6