台形ABCDにおいて、点PがAを出発し、AB, BC上をCまで進む。点PがAを出発してからx秒後の、Aを含む図形Mの面積をyとする。 (1) x=3のときの図形M, Nの面積を求める。 (2) 点PがAB上, BC上にあるときのyをxの式で表し、xの変域を求める。 (3) 図形M, Nの面積が等しくなるのは、点PがAを出発してから何秒後かを求める。
2025/8/14
1. 問題の内容
台形ABCDにおいて、点PがAを出発し、AB, BC上をCまで進む。点PがAを出発してからx秒後の、Aを含む図形Mの面積をyとする。
(1) x=3のときの図形M, Nの面積を求める。
(2) 点PがAB上, BC上にあるときのyをxの式で表し、xの変域を求める。
(3) 図形M, Nの面積が等しくなるのは、点PがAを出発してから何秒後かを求める。
2. 解き方の手順
(1)
点PがAB上にあるとき、AP=x。
x=3のとき、AP=3。
図形Mは台形APMD。
台形APMDの面積は、
図形Nの面積は、台形ABCDの面積から図形Mの面積を引いたもの。
台形ABCDの面積は、
図形Nの面積は、
(2) ①
点PがAB上にあるとき(0 ≦ x ≦ 8)、AP = x。
図形Mは台形APMD。
台形APMDの面積は、
②
点PがBC上にあるとき(8 ≦ x ≦ 18)、BP = x - 8。
図形Mは台形ABCDから三角形DPCを除いたもの。
DPとBCのなす角は90度だから、三角形DPCの面積は、
DCは、三平方の定理よりだから、DC=10。
(3)
図形M, Nの面積が等しくなるということは、図形Mの面積が台形ABCDの面積の半分になるということ。
台形ABCDの面積は56なので、Mの面積が28になる時を求める。
点PがAB上にあるとき:
点PがBC上にあるとき:
これはを満たさないので、不適。
3. 最終的な答え
(1) 図形M:28 cm², 図形N:28 cm²
(2) ① y = 4x + 16 (0 ≦ x ≦ 8)
② y = 2x + 20 (8 ≦ x ≦ 18)
(3) 3 秒後