一辺の長さが12cmの正方形ABCDがあり、AE=BF=CG=DHとなるように点E, F, G, Hを取って正方形EFGHを作った時、正方形EFGHの面積が128cm^2である。この時、以下の問題を解く。 (1) 三角形AEHの面積を求める。 (2) 線分AEの長さを求める。

幾何学正方形面積三平方の定理二次方程式
2025/8/15

1. 問題の内容

一辺の長さが12cmの正方形ABCDがあり、AE=BF=CG=DHとなるように点E, F, G, Hを取って正方形EFGHを作った時、正方形EFGHの面積が128cm^2である。この時、以下の問題を解く。
(1) 三角形AEHの面積を求める。
(2) 線分AEの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1)
正方形ABCDの面積は 12×12=14412 \times 12 = 144 cm2^2
正方形EFGHの面積は 128128 cm2^2
したがって、4つの合同な三角形の面積の合計は 144128=16144 - 128 = 16 cm2^2
よって、三角形AEHの面積は 16÷4=416 \div 4 = 4 cm2^2
(2)
AEの長さを xx cmとおく。すると、DHの長さも xx cmとなる。
したがって、AHの長さは 12x12 - x cmとなる。
三角形AEHの面積は 44 cm2^2であるから、
12×AE×AH=4\frac{1}{2} \times AE \times AH = 4
12×x×(12x)=4\frac{1}{2} \times x \times (12 - x) = 4
x(12x)=8x(12 - x) = 8
12xx2=812x - x^2 = 8
x212x+8=0x^2 - 12x + 8 = 0
解の公式より、
x=(12)±(12)24×1×82×1x = \frac{-(-12) \pm \sqrt{(-12)^2 - 4 \times 1 \times 8}}{2 \times 1}
x=12±144322x = \frac{12 \pm \sqrt{144 - 32}}{2}
x=12±1122x = \frac{12 \pm \sqrt{112}}{2}
x=12±472x = \frac{12 \pm 4\sqrt{7}}{2}
x=6±27x = 6 \pm 2\sqrt{7}
ここで、0<x<120 < x < 12である必要がある。
272×2.646=5.2922\sqrt{7} \approx 2 \times 2.646 = 5.292
6+2711.2926 + 2\sqrt{7} \approx 11.292
6270.7086 - 2\sqrt{7} \approx 0.708
両方とも0<x<120 < x < 12を満たす。しかし、もしAE>DHAE > DHと考えるならば、AE=6+27AE = 6 + 2\sqrt{7}は不適。
したがって、AE=627AE = 6 - 2\sqrt{7}

3. 最終的な答え

(1) 4 cm2^2
(2) 6276 - 2\sqrt{7} cm