まず、与えられた恒等式を利用して、各項を分解します。
S=1⋅41+4⋅71+7⋅101+⋯+(3n−2)(3n+1)1 の各項を (3k−2)(3k+1)1 と見なします。 このとき、k=1 から k=n まで足し合わせることになります。したがって、 S=∑k=1n(3k−2)(3k+1)1=∑k=1n31(3k−21−3k+11)=31∑k=1n(3k−21−3k+11) ∑k=1n(3k−21−3k+11)=(11−41)+(41−71)+(71−101)+⋯+(3n−21−3n+11) これは、隣り合う項が打ち消し合う「telescoping sum(望遠鏡和)」になっているため、初めの項と最後の項だけが残ります。
∑k=1n(3k−21−3k+11)=1−3n+11 したがって、
S=31(1−3n+11)=31(3n+13n+1−3n+11)=31(3n+13n)=3n+1n