複数の数学の問題が出題されています。具体的には、集合に関する問題 (19, 20)、条件に関する問題 (22, 23)、命題の証明問題 (24, 25)、および実数に関する命題の真偽問題 (21) があります。

代数学集合命題論理真偽必要条件十分条件背理法対偶
2025/8/15
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

複数の数学の問題が出題されています。具体的には、集合に関する問題 (19, 20)、条件に関する問題 (22, 23)、命題の証明問題 (24, 25)、および実数に関する命題の真偽問題 (21) があります。

2. 解き方の手順

それぞれの問題に対して、以下の手順で解いていきます。
* **問題 19:** 集合 UU, AA, BB が与えられているので、それぞれの集合を具体的に書き出し、共通部分 ABA \cap B と和集合 ABA \cup B を求めます。また、AA の補集合 A\overline{A} を求め、AB\overline{A} \cap B を求めます。
* **問題 20:** 与えられた命題に対して、集合を使って真偽を判定します。それぞれの命題について、真であれば証明し、偽であれば反例を挙げます。
* **問題 21:** 与えられた命題の真偽を判定します。それぞれの命題について、真であれば証明し、偽であれば反例を挙げます。
* **問題 22:** 与えられた条件に対して、必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれが当てはまるか判定します。
* **問題 23:** 与えられた命題の逆、対偶、裏を書き出し、それぞれの真偽を判定します。
* **問題 24:** 与えられた命題を、対偶を利用して証明します。
* **問題 25:** 3\sqrt{3} が無理数であることを利用して、与えられた命題を証明します。
**問題 19**
U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12\}
A={1,2,3,4,6,12}A = \{1, 2, 3, 4, 6, 12\}
B={1,3,5,7,9}B = \{1, 3, 5, 7, 9\}
(1) AB={1,3}A \cap B = \{1, 3\}
(2) AB={1,2,3,4,5,6,7,9,12}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9, 12\}
(3) A={5,7,8,9,10,11}\overline{A} = \{5, 7, 8, 9, 10, 11\}
AB={5,7,9}\overline{A} \cap B = \{5, 7, 9\}
**問題 20**
(1) 偽。反例:n=8n=8. 8は6の約数だが、16の約数ではない。
(2) 真。nn が 9 の倍数ならば、n=9kn = 9k (k は整数) と表せる。9k=3(3k)9k = 3(3k) より、nn は 3 の倍数である。
**問題 21**
(1) 偽。反例:a=1,b=1a = 1, b = -1. a=ba = b ではないが、a2=b2=1a^2 = b^2 = 1 である。
(2) 偽。反例:a=1,b=2a = -1, b = -2. aba \ge b だが、1a=112=1b\frac{1}{a} = -1 \ge -\frac{1}{2} = \frac{1}{b} は成り立たない。
**問題 22**
(1) 必要十分条件
(2) 必要条件
**問題 23**
命題:nn は 8 の倍数     \implies nn は 4 の倍数 (真)
逆:nn は 4 の倍数     \implies nn は 8 の倍数 (偽。反例: n=4n=4)
対偶:nn は 4 の倍数ではない     \implies nn は 8 の倍数ではない (真)
裏:nn は 8 の倍数ではない     \implies nn は 4 の倍数ではない (偽。反例: n=12n=12)
**問題 24**
対偶:「aa が奇数かつ bb が奇数     \implies abab が奇数」を示す。
a,ba, b が奇数のとき、a=2k+1a = 2k + 1, b=2l+1b = 2l + 1 (k,lk, l は整数) と表せる。
このとき、ab=(2k+1)(2l+1)=4kl+2k+2l+1=2(2kl+k+l)+1ab = (2k + 1)(2l + 1) = 4kl + 2k + 2l + 1 = 2(2kl + k + l) + 1 となり、abab は奇数である。よって、対偶は真であり、元の命題も真である。
**問題 25**
4 - 3\sqrt{3} が無理数であることを証明する。
背理法を用いる。4 - 3\sqrt{3} が有理数であると仮定すると、43=r4 - \sqrt{3} = r (r は有理数) と表せる。
3=4r\sqrt{3} = 4 - r となる。
r が有理数なので、4 - r も有理数となる。
これは、3\sqrt{3} が無理数であることに矛盾する。
したがって、4 - 3\sqrt{3} は無理数である。

3. 最終的な答え

問題 19:
(1) AB={1,3}A \cap B = \{1, 3\}
(2) AB={1,2,3,4,5,6,7,9,12}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9, 12\}
(3) AB={5,7,9}\overline{A} \cap B = \{5, 7, 9\}
問題 20:
(1) 偽
(2) 真
問題 21:
(1) 偽
(2) 偽
問題 22:
(1) 必要十分条件
(2) 必要条件
問題 23:
命題:真
逆:偽
対偶:真
裏:偽
問題 24:
証明完了 (対偶利用)
問題 25:
証明完了 (背理法利用)