ひし形ABCDにおいて、対角線は座標軸に平行で、点Aの座標が$(-1, -2)$、点Bの座標が$(3, -10)$、原点Oは辺AD上にある。 (1) 点Dの座標を求める。 (2) ひし形ABCDの面積を求める。 (3) 原点Oを通り、ひし形ABCDの面積を2等分する直線の式を求める。

幾何学幾何ひし形座標面積直線
2025/8/16

1. 問題の内容

ひし形ABCDにおいて、対角線は座標軸に平行で、点Aの座標が(1,2)(-1, -2)、点Bの座標が(3,10)(3, -10)、原点Oは辺AD上にある。
(1) 点Dの座標を求める。
(2) ひし形ABCDの面積を求める。
(3) 原点Oを通り、ひし形ABCDの面積を2等分する直線の式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Dの座標を求める。
ひし形ABCDの対角線は座標軸に平行なので、ACは水平、BDは垂直である。
ひし形の対角線は互いの中点で交わる。その交点をMとする。
MはACの中点であり、BDの中点でもある。
Aの座標が(1,2)(-1, -2)、Bの座標が(3,10)(3, -10)なので、Mの座標は
M=(1+xC2,2+yC2)=(3+(1)2,10+yD2)M = (\frac{-1+x_C}{2}, \frac{-2+y_C}{2}) = (\frac{3+(-1)}{2}, \frac{-10+y_D}{2})
xx座標より、1+xC2=1\frac{-1+x_C}{2} = 1なので、xC=3x_C = 3
yy座標より、2+yC2=10+yD2\frac{-2+y_C}{2} = \frac{-10+y_D}{2}なので、yC=10+yD+2=yD8y_C = -10 + y_D + 2 = y_D - 8
また、ACは水平なので、yC=yA=2y_C = y_A = -2
したがって、2=yD8-2 = y_D - 8より、yD=6y_D = 6
また、BDは垂直なので、xD=xB=3x_D = x_B = 3
したがって、Dの座標は(3,6)(3, 6)
(2) ひし形ABCDの面積を求める。
ACの長さは、3(1)=43 - (-1) = 4
BDの長さは、6(10)=166 - (-10) = 16
ひし形の面積は、対角線 ×\times 対角線 ×12\times \frac{1}{2} なので、
4×16×12=324 \times 16 \times \frac{1}{2} = 32
ひし形ABCDの面積は32。
(3) 原点Oを通り、ひし形ABCDの面積を2等分する直線の式を求める。
ひし形の面積を2等分する直線は、対角線の交点Mを通る。
Mの座標は(1,2)(1, -2)
原点O(0, 0)と点M(1, -2)を通る直線の式は、
y=axy = ax とおくと、2=a×1-2 = a \times 1 より、a=2a = -2
よって、y=2xy = -2x

3. 最終的な答え

(1) 点Dの座標:(3, 6)
(2) ひし形ABCDの面積:32
(3) 原点Oを通り、ひし形ABCDの面積を2等分する直線の式:y=2xy = -2x