台形ABCDにおいて、AB//DCであり、A(4, 0), B(0, 4), C(-8, 0)である。 (1) 点Dの座標を求めよ。 (2) 台形ABCDの面積を求めよ。 (3) 点Bを通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。 (4) 点(3, 1)を通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。
2025/8/16
1. 問題の内容
台形ABCDにおいて、AB//DCであり、A(4, 0), B(0, 4), C(-8, 0)である。
(1) 点Dの座標を求めよ。
(2) 台形ABCDの面積を求めよ。
(3) 点Bを通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。
(4) 点(3, 1)を通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 点Dの座標
台形ABCDにおいて、AB//DCである。ABとDCは平行なので、点Dはy軸上にあり、点Dのx座標は0である。
線分ABと線分DCの中点は一致する。線分ABの中点は。
線分DCの中点を(x, y)とすると、。
よって、、。したがって、、。Dの座標は
(2) 台形ABCDの面積
台形の面積は、(上底+下底) × 高さ ÷ 2 で求められる。
上底ABの長さは。
下底CDの長さは。
高さはAから直線CDまでの距離で、y軸までの距離を考えると、高さを8+4=12とすると、間違えることに注意する。この問題では、台形の高さはy軸からx軸までの距離で4と考える。
従って、台形の面積は、ではない。
A(4, 0), B(0, 4), C(-8, 0), D(0, -4)
台形ABCDの面積を計算するには、台形を2つの三角形に分割して考える。
三角形ABCの面積は、
三角形ACDの面積は、
従って台形ABCDの面積は、
(3) 点Bを通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式
台形ABCDの面積は40なので、面積を2等分する直線は面積20の図形を作る。
台形ABCDの面積を2等分する直線は、台形の対角線の中点を通る。台形ABCDの中心は、対角線ACとBDの中点である。
ACの中点は。
BDの中点は。
この問題では、台形ABCDの中心は対角線の中点ではない。
面積を2等分する直線は、台形の重心を通る。
面積を2等分する直線はB(0, 4)を通るので、
この直線は、線分CDの中点を通る。線分CDの中点は((-8+0)/2, (0-4)/2) = (-4, -2)。
従って、2点B(0, 4)と(-4, -2)を通る直線の式を求める。
傾きは。
切片は4なので、直線の式は
(4) 点(3, 1)を通り、台形ABCDの面積を2等分する直線の式
台形の重心を通る直線。台形の重心は、対角線の中点の交点。
対角線ACの中点は((-8+4)/2, (0+0)/2) = (-2, 0)
対角線BDの中点は((0+0)/2, (4-4)/2) = (0, 0)
仮に重心が(0,0)とすると、(3, 1)を通るので、
傾きは1/3。従って
この問題では台形の重心を求めるのは難しい。重心を通るという仮定は正しくない。台形の面積を二等分する直線は、向かい合う辺の中点を通るとは限らない。
3. 最終的な答え
(1) D(0, -4)
(2) 40
(3)
(4) 難しい