台形OABCにおいて、点A(0, 8), 点B(-4, 5), 点C(-4, 1)である。次のものをそれぞれ求める。 (1) 台形OABCの面積 (2) 点Cを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式 (3) 原点Oを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式

幾何学台形面積直線の式座標平面
2025/8/16

1. 問題の内容

台形OABCにおいて、点A(0, 8), 点B(-4, 5), 点C(-4, 1)である。次のものをそれぞれ求める。
(1) 台形OABCの面積
(2) 点Cを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式
(3) 原点Oを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式

2. 解き方の手順

(1) 台形OABCの面積を求める。
台形の面積は、(上底 + 下底)× 高さ ÷ 2 で求められる。
上底はOAであり、その長さは8。下底はBCであり、その長さは5-1=4。高さは、AとCのx座標の差の絶対値であり、0-(-4)=4。
したがって、台形OABCの面積は、
(8+4)×4÷2=12×4÷2=48÷2=24(8 + 4) \times 4 \div 2 = 12 \times 4 \div 2 = 48 \div 2 = 24
(2) 点Cを通り、台形OABCの面積を2等分する直線を求める。
台形OABCの面積の半分は、24 ÷ 2 = 12。
求める直線と辺OAとの交点をD(0, y)とする。台形CDAOの面積が12になればよい。
台形CDAOの面積は、(y+1)×4÷2=12(y + 1) \times 4 \div 2 = 12
2(y+1)=122(y + 1) = 12
y+1=6y + 1 = 6
y=5y = 5
したがって、点D(0, 5)を通る。
点C(-4, 1)と点D(0, 5)を通る直線の式を求める。
直線の傾きは、(51)÷(0(4))=4÷4=1(5 - 1) \div (0 - (-4)) = 4 \div 4 = 1
切片は5なので、求める直線の方程式は、y=x+5y = x + 5
(3) 原点Oを通り、台形OABCの面積を2等分する直線を求める。
求める直線と辺ABとの交点をE(x, y)とする。三角形OAEの面積が12になればよい。
直線ABの式は、
傾きは、(58)÷(40)=3÷4=3/4(5 - 8) \div (-4 - 0) = -3 \div -4 = 3/4
切片は8なので、y=34x+8y = \frac{3}{4}x + 8
三角形OAEの面積は、12×8×x=12\frac{1}{2} \times 8 \times |x| = 12
4x=124|x| = 12
x=3|x| = 3
xは負なので、x=3x = -3
y=34(3)+8=94+324=234y = \frac{3}{4}(-3) + 8 = -\frac{9}{4} + \frac{32}{4} = \frac{23}{4}
したがって、点E(-3, 23/4)を通る。
原点O(0, 0)と点E(-3, 23/4)を通る直線の式を求める。
傾きは、23/4030=23/43=2312\frac{23/4 - 0}{-3 - 0} = \frac{23/4}{-3} = -\frac{23}{12}
したがって、求める直線の方程式は、y=2312xy = -\frac{23}{12}x

3. 最終的な答え

(1) 台形OABCの面積: 24
(2) 点Cを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式: y=x+5y = x + 5
(3) 原点Oを通り、台形OABCの面積を2等分する直線の式: y=2312xy = -\frac{23}{12}x