まず、放物線 C:y=−x2+3x を微分して、接線の傾きを求めます。 y′=−2x+3 点 (2,2) における接線の傾きは、 x=2 を代入して、 y′=−2(2)+3=−1 したがって、接線 l の方程式は、傾きが −1 で点 (2,2) を通るので、 y−2=−1(x−2) 次に、接線 l と x 軸の交点を求めます。y=0 を代入すると、 したがって、接線 l と x 軸の交点は (4,0) です。 次に、放物線 C と x 軸の交点を求めます。y=0 を代入すると、 0=−x2+3x 0=x(−x+3) したがって、放物線 C と x 軸の交点は (0,0) と (3,0) です。 求める面積 S は、接線 l と x 軸、および放物線 C と x 軸で囲まれた領域の面積です。 S=∫03(−x2+3x)dx−∫23(−x+4)dx S=∫03(−x2+3x)dx−∫34(−x+4)dx−∫24(−x+4)dx 三角形の面積を求める方が簡単です。
積分よりも図形的に考えます。
接線とx軸、x=2の直線で囲まれた三角形の面積は
21⋅(4−2)⋅(2)=21⋅2⋅2=2 放物線とx軸、x=0, x=3の直線で囲まれた面積は
∫03(−x2+3x)dx=[−31x3+23x2]03=−31(33)+23(32)=−9+227=29 よって求める面積は29−2=25 接線 l とx軸で囲まれた領域のxが2から4までの積分
∫24(−x+4)dx=[−2x2+4x]24=(−216+16)−(−24+8)=(−8+16)−(−2+8)=8−6=2 接線 l とx=2、x軸で囲まれた領域の三角形の面積