2次不等式 $ax^2 + 2x + 4a < 0$ の解がすべての実数であるとき、定数 $a$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次不等式二次関数判別式解の範囲
2025/8/17
## 問題7

1. 問題の内容

2次不等式 ax2+2x+4a<0ax^2 + 2x + 4a < 0 の解がすべての実数であるとき、定数 aa の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

ax2+2x+4a<0ax^2 + 2x + 4a < 0 の解がすべての実数であるためには、以下の2つの条件が必要となる。
* a<0a < 0 (上に凸な放物線)
* 判別式 D<0D < 0 (放物線が xx 軸と交わらない)
まず、a<0a < 0 である必要がある。
次に、判別式 DD を計算する。
D=224a4a=416a2D = 2^2 - 4 \cdot a \cdot 4a = 4 - 16a^2
D<0D < 0 となる条件を求める。
416a2<04 - 16a^2 < 0
16a2>416a^2 > 4
a2>14a^2 > \frac{1}{4}
a<12a < -\frac{1}{2} または a>12a > \frac{1}{2}
a<0a < 0 の条件と a<12a < -\frac{1}{2} または a>12a > \frac{1}{2} の条件を満たすのは、a<12a < -\frac{1}{2} のときである。

3. 最終的な答え

a<12a < -\frac{1}{2}
## 問題8

1. 問題の内容

2次不等式 ax2+bx+4>0ax^2 + bx + 4 > 0 の解が 1<x<2-1 < x < 2 となるように、定数 a,ba, b の値を定めよ。

2. 解き方の手順

ax2+bx+4>0ax^2 + bx + 4 > 0 の解が 1<x<2-1 < x < 2 であるということは、ax2+bx+4=0ax^2 + bx + 4 = 0 の解が x=1x = -1x=2x = 2 であることを意味する。
したがって、1-122 を解に持つ2次方程式は a(x+1)(x2)=0a(x + 1)(x - 2) = 0 と表される。
ただし、a<0a < 0 である必要がある(不等号の向きを考慮)。
a(x+1)(x2)=a(x2x2)=ax2ax2a=0a(x + 1)(x - 2) = a(x^2 - x - 2) = ax^2 - ax - 2a = 0
この式と ax2+bx+4=0ax^2 + bx + 4 = 0 の係数を比較する。
ax2ax^2 の係数は一致している。
xx の係数を比較すると、b=ab = -a
定数項を比較すると、4=2a4 = -2a
4=2a4 = -2a より、 a=2a = -2
b=ab = -a より、b=(2)=2b = -(-2) = 2
a=2<0a = -2 < 0 なので条件を満たす。

3. 最終的な答え

a=2a = -2, b=2b = 2