次の2つの方程式がともに実数解をもつとき、定数 $a$ の値の範囲を求めよ。 $x^2 + (a+1)x + a^2 = 0$ $x^2 + 2ax + 2a = 0$
2025/8/17
## 問題9
1. 問題の内容
次の2つの方程式がともに実数解をもつとき、定数 の値の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
2次方程式が実数解を持つための判別式 を利用します。
* 1つ目の2次方程式 について
判別式を とすると、
よって、
* 2つ目の2次方程式 について
判別式を とすると、
よって、 または
* 両方の条件を満たす の範囲を求める。
と または を同時に満たす の範囲は 。
3. 最終的な答え
## 問題10
1. 問題の内容
2次関数 において、 の値が常に正であるように、定数 の値の範囲を定めよ。
2. 解き方の手順
2次関数 の の値が常に正であるということは、グラフが常に 軸より上にあることを意味します。これは、下に凸な放物線であることから、判別式が であれば条件を満たします。
の判別式を とすると、
よって、
3. 最終的な答え
## 問題11
1. 問題の内容
2次関数 について、 の範囲で の値が常に負となるように、定数 の値の範囲を定めよ。
2. 解き方の手順
とおく。 で常に となる条件を求める。
* より、軸は 。
* かつ ならば、この範囲で常に負になる可能性が高い。
* ただし、が範囲に含まれるので、頂点の座標が負である必要がある。
より より または
より
より、 より、 または
頂点の 座標は より
判別式 より、常に が成立する。
または かつ または
または
ここで なので、、
または より
または
3. 最終的な答え
または