実数 $k$ を定数とし、実数 $x$ についての2つの条件 $p: |x-2| < 1$ と $q: k-3 \le x \le k$ を考える。 問1では、条件 $p$ を満たすような $x$ の値の範囲を求める。 問2では、命題「$p \implies q$」が真となるような $k$ の値の範囲を求める。

代数学不等式絶対値命題論理
2025/8/18

1. 問題の内容

実数 kk を定数とし、実数 xx についての2つの条件 p:x2<1p: |x-2| < 1q:k3xkq: k-3 \le x \le k を考える。
問1では、条件 pp を満たすような xx の値の範囲を求める。
問2では、命題「p    qp \implies q」が真となるような kk の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

問1:
条件 p:x2<1p: |x-2| < 1 を解く。絶対値の定義より、
1<x2<1-1 < x - 2 < 1
各辺に2を加えると、
1<x<31 < x < 3
よって、条件 pp を満たす xx の範囲は 1<x<31 < x < 3 である。
問2:
命題「p    qp \implies q」が真であるためには、条件 pp を満たす全ての xx が条件 qq も満たさなければならない。つまり、pp の範囲が qq の範囲に含まれる必要がある。
pp の範囲は 1<x<31 < x < 3 であり、qq の範囲は k3xkk-3 \le x \le k である。
k3xkk-3 \le x \le k1<x<31 < x < 3 を含むためには、
k31k-3 \le 1 かつ k3k \ge 3 である必要がある。
k31k - 3 \le 1 より、 k4k \le 4
したがって、3k43 \le k \le 4 となる。

3. 最終的な答え

問1:d
問2:e