一つ目は、連続する3つの整数の和が3の倍数であることを説明する問題です。二つ目は、2つの奇数の和が偶数であることを説明する問題です。

代数学整数の性質証明因数分解倍数偶数奇数
2025/8/18

1. 問題の内容

一つ目は、連続する3つの整数の和が3の倍数であることを説明する問題です。二つ目は、2つの奇数の和が偶数であることを説明する問題です。

2. 解き方の手順

問題1:連続する3つの整数の和が3の倍数であることの証明
* 最も小さい数をnnとすると、連続する3つの整数は、nn, n+1n+1, n+2n+2と表せる。
* これらの和は、
n+(n+1)+(n+2)=3n+3n + (n+1) + (n+2) = 3n + 3
* 3n+33n + 3を因数分解すると、3(n+1)3(n+1)となる。
* n+1n+1は整数なので、3(n+1)3(n+1)は3の倍数である。
* したがって、連続する3つの整数の和は3の倍数である。
問題2:2つの奇数の和が偶数であることの証明
* 2つの奇数は、整数mm, nnを使って、2m+12m+1, 2n+12n+1と表せる。
* これらの和は、
(2m+1)+(2n+1)=2m+2n+2(2m+1) + (2n+1) = 2m + 2n + 2
* 2m+2n+22m + 2n + 2を因数分解すると、2(m+n+1)2(m+n+1)となる。
* m+n+1m+n+1は整数だから、2(m+n+1)2(m+n+1)は2の倍数である。
* したがって、2つの奇数の和は偶数である。

3. 最終的な答え

問題1の解答:
nn, n+1n+1, n+2n+2
n+1n+1, n+2n+2
3(n+1)3(n+1)
3(n+1)3(n+1)
3の倍数
問題2の解答:
2n+12n+1
2n+12n+1
2n2n
2(m+n+1)2(m+n+1)
2(m+n+1)2(m+n+1)
2の倍数