三角関数の積和の公式を使って、積分を計算しやすい形に変形します。積和の公式の一つに、
sinAcosB=21(sin(A+B)+sin(A−B)) があります。これを利用すると、
sin3xcos2x=21(sin(3x+2x)+sin(3x−2x))=21(sin5x+sinx) したがって、積分は次のようになります。
∫sin3xcos2xdx=∫21(sin5x+sinx)dx =21∫(sin5x+sinx)dx =21(∫sin5xdx+∫sinxdx) sinax の積分は −a1cosax なので、 =21(−51cos5x−cosx)+C =−101cos5x−21cosx+C