4人の生徒P, Q, R, Sのテストの点数に関する情報から、以下の2つの命題の正誤を判定し、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。 * 命題ア:Rは70点である * 命題イ:Qは60点以下である 与えられた情報は以下の通りです。 * 4人の平均点は65点 * Sは最高点で80点 * QはPより15点高いが、Rよりは低い

算数平均方程式不等式論理
2025/7/10

1. 問題の内容

4人の生徒P, Q, R, Sのテストの点数に関する情報から、以下の2つの命題の正誤を判定し、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。
* 命題ア:Rは70点である
* 命題イ:Qは60点以下である
与えられた情報は以下の通りです。
* 4人の平均点は65点
* Sは最高点で80点
* QはPより15点高いが、Rよりは低い

2. 解き方の手順

まず、与えられた情報からP, Q, Rの点数に関する方程式を立てます。
4人の平均点が65点なので、
P+Q+R+S=65×4P + Q + R + S = 65 \times 4
P+Q+R+S=260P + Q + R + S = 260
Sは80点なので、
P+Q+R+80=260P + Q + R + 80 = 260
P+Q+R=180P + Q + R = 180
QはPより15点高いので、
Q=P+15Q = P + 15
P=Q15P = Q - 15
QはRより低いので、
Q<RQ < R
これらの情報を使って命題ア、イの正誤を判定します。
P+Q+R=180P + Q + R = 180P=Q15P = Q - 15 を代入すると
(Q15)+Q+R=180(Q - 15) + Q + R = 180
2Q+R=1952Q + R = 195
R=1952QR = 195 - 2Q
命題ア:Rは70点である場合、R=70R = 70 なので、70=1952Q70 = 195 - 2Q となります。
これを解くと、2Q=1252Q = 125, Q=62.5Q = 62.5 となります。
このとき、P=Q15=62.515=47.5P = Q - 15 = 62.5 - 15 = 47.5 となります。
Q<RQ < R という条件を満たしているので、Rが70点である可能性はあります。
しかし、Rの値は一意に決まるわけではないため、Rは70点であるとは断定できません。
したがって、命題アはどちらとも言えません。
命題イ:Qは60点以下である場合、Q60Q \le 60 です。
R=1952QR = 195 - 2Q という式から、QQ が小さくなるほど RR は大きくなります。
ここで、Q=60Q=60 とすると、R=1952(60)=195120=75R = 195 - 2(60) = 195 - 120 = 75となります。
Q<RQ < R という条件を満たしています。
Q=P+15Q=P+15より、P=45P=45
したがって、P+Q+R+S=45+60+75+80=260P+Q+R+S=45+60+75+80=260となり、平均点は260/4=65260/4=65点となり、条件を満たします。
もし、Q>60Q>60の場合、例えば、Q=65Q=65とすると、R=195265=195130=65R=195-2*65=195-130=65となり、QQRRの値が同じになってしまいます。
これはQ<RQ<Rの条件に反するため、Q>60Q>60となることはありえません。
したがって、命題イは正しいと言えます。
よって、命題アはどちらとも言えず、命題イは正しいので、選択肢Dが正しいです。

3. 最終的な答え

D

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