100から200までの整数について、次の問いに答えます。 (1) 3でも4でも割り切れる数は何個ありますか。 (2) 3でも4でも割り切れない数は何個ありますか。 (3) 3と4のどちらで割っても2余る数のうち、150に最も近い数は何ですか。 (4) 3で割れば2余り、4で割れば3余る数のうち、最も大きい数は何ですか。

算数整数の性質最小公倍数最大公約数剰余
2025/7/27

1. 問題の内容

100から200までの整数について、次の問いに答えます。
(1) 3でも4でも割り切れる数は何個ありますか。
(2) 3でも4でも割り切れない数は何個ありますか。
(3) 3と4のどちらで割っても2余る数のうち、150に最も近い数は何ですか。
(4) 3で割れば2余り、4で割れば3余る数のうち、最も大きい数は何ですか。

2. 解き方の手順

(1) 3でも4でも割り切れる数は、3と4の最小公倍数である12で割り切れる数です。
100から200までの整数のうち、12で割り切れる最小の数は 12×9=10812 \times 9 = 108 です。
12で割り切れる最大の数は 12×16=19212 \times 16 = 192 です。
したがって、12で割り切れる数は 9,10,11,...,169, 10, 11, ..., 16 の8個です。
(2) 100から200までの整数は全部で 200100+1=101200 - 100 + 1 = 101 個です。
(1)より、3でも4でも割り切れる数は8個です。
3または4で割り切れる数を求めます。
3で割り切れる数は、最小が3×34=1023 \times 34 = 102、最大が3×66=1983 \times 66 = 198 なので、 6634+1=3366-34+1=33個です。
4で割り切れる数は、最小が4×25=1004 \times 25 = 100、最大が4×50=2004 \times 50 = 200 なので、 5025+1=2650-25+1=26個です。
3でも4でも割り切れる数は8個なので、3または4で割り切れる数は 33+268=5133+26-8 = 51個です。
したがって、3でも4でも割り切れない数は 10151=50101 - 51 = 50個です。
(3) 3と4のどちらで割っても2余る数は、3と4の最小公倍数である12で割っても2余る数です。
つまり、12n+212n + 2 の形をした数です。
12n+212n + 2 が100から200の間にあるとき、10012n+2200100 \le 12n + 2 \le 200 となります。
9812n19898 \le 12n \le 198
98/12n198/1298/12 \le n \le 198/12
8.166...n16.58.166... \le n \le 16.5
nn は整数なので、9n169 \le n \le 16 です。
12n+212n+2 が150に最も近い数を探します。
12n+2=15012n+2 = 150 とすると、12n=14812n = 148 なので、n=148/12=12.333...n = 148/12 = 12.333...
n=12n=12 のとき、12×12+2=14612 \times 12 + 2 = 146
n=13n=13 のとき、12×13+2=15812 \times 13 + 2 = 158
146150=4|146-150| = 4, 158150=8|158-150| = 8 なので、150に最も近い数は146です。
(4) 3で割れば2余り、4で割れば3余る数を探します。
そのような数を xx とすると、
x2(mod3)x \equiv 2 \pmod{3}
x3(mod4)x \equiv 3 \pmod{4}
x=3a+2=4b+3x = 3a + 2 = 4b + 3 (a, bは整数)
3a4b=13a - 4b = 1
この方程式を満たす整数解を探します。
a=3,b=2a=3, b=2 が一つの解なので、 x=3×3+2=11x = 3 \times 3 + 2 = 11
x=11+12kx = 11 + 12k の形をした数が条件を満たします (kは整数)。
10011+12k200100 \le 11 + 12k \le 200
8912k18989 \le 12k \le 189
89/12k189/1289/12 \le k \le 189/12
7.416...k15.757.416... \le k \le 15.75
kk は整数なので、8k158 \le k \le 15 です。
最も大きい数は、k=15k=15 のとき、x=11+12×15=11+180=191x = 11 + 12 \times 15 = 11 + 180 = 191です。

3. 最終的な答え

(1) 8個
(2) 50個
(3) 146
(4) 191

「算数」の関連問題

与えられた3つの計算問題を解く。 (1) $4 - 18 \div (-3)^2$ (2) $3 \div (16 \div 2^3)^2$ (3) $2^2 \times \{4^2 \div 2 ...

四則演算計算問題累乗分数
2025/7/30

ホットケーキを30枚作るのに必要な小麦粉の量を計算し、200g入りの小麦粉の袋を何袋買う必要があるかを求める問題です。

割合計算四則演算単位換算
2025/7/30

問題は、小麦粉を何袋買えばよいかを、問題番号④の(2)と同様に説明することを求めています。問題番号④の(2)が提示されていないため、ここでは一般的な問題を想定して回答します。例として、持っているお金と...

割合割り算切り捨て文章問題
2025/7/30

200g入りの小麦粉が売られています。ホットケーキを30枚作るのに必要な小麦粉の量を計算し、何袋購入すればよいかを求めます。

計算割合四則演算数量
2025/7/30

小麦粉が合計で24g必要で、1袋あたり200gの小麦粉が入っている。必要な小麦粉の袋数を求める。

割り算実用的な問題単位換算
2025/7/30

200g入りの小麦粉が売られている店で、12人が参加するパーティーのために、1人あたり2枚のホットケーキを作るのに必要な小麦粉の袋数を求める問題です。

四則演算割合計算問題
2025/7/30

店では200g入りの小麦粉が売られている。パーティーに来る12人に、1人あたり2枚のホットケーキを作るには、小麦粉を何袋買えばよいか。 まず、12人に1人あたり2枚のホットケーキを作るのに必要な小麦粉...

割合計算文章問題
2025/7/30

問題4は、「1つのポシェットにキャンディが2こずつ入っています。ポシェットが8つあるとき、キャンディはぜんぶで何こになりますか?」という文章問題です。

掛け算文章問題数量
2025/7/30

(4) 店では、200g入りの小麦粉が売られています。パーティーに来る12人に、1人あたり2枚のホットケーキを作るのに、小麦粉を何袋買えばよいか。 (1) 12人に1人あたり2枚のホットケーキを作るの...

文章問題割合計算割り算掛け算
2025/7/30

与えられた数式 $5 \times (80 - 4 \times 15) \div 4$ を計算せよ。

四則演算計算
2025/7/30