1. 問題の内容
問題26: 整数 について、 が 3 の倍数ならば、 は 3 の倍数であることを証明する。
2. 解き方の手順
背理法を用いて証明する。
が 3 の倍数でないと仮定する。
このとき、 は または ( は整数)の形で表せる。
(i) のとき
は整数なので、 は 3 で割ると 1 余る数である。つまり、 は 3 の倍数ではない。
(ii) のとき
は整数なので、 は 3 で割ると 1 余る数である。つまり、 は 3 の倍数ではない。
いずれの場合も、 は 3 の倍数ではないので、 が 3 の倍数であるという仮定に矛盾する。
したがって、 は 3 の倍数でなければならない。
3. 最終的な答え
が 3 の倍数ならば、 は 3 の倍数である。(証明終わり)