40以下の自然数の中で、4の倍数の集合をA、5の倍数の集合をBとするとき、$n(A \cup B)$を求める問題です。ここで、$n(A \cup B)$は、集合Aと集合Bの和集合に含まれる要素の個数を表します。

算数集合和集合倍数要素数
2025/5/1

1. 問題の内容

40以下の自然数の中で、4の倍数の集合をA、5の倍数の集合をBとするとき、n(AB)n(A \cup B)を求める問題です。ここで、n(AB)n(A \cup B)は、集合Aと集合Bの和集合に含まれる要素の個数を表します。

2. 解き方の手順

和集合の要素の個数を求めるには、以下の公式を利用します。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
ここで、n(A)n(A)は集合Aの要素数、n(B)n(B)は集合Bの要素数、n(AB)n(A \cap B)は集合Aと集合Bの共通部分の要素数を表します。
まず、n(A)n(A)を求めます。40以下の4の倍数は、4, 8, 12, ..., 40 です。これは、4 × 1, 4 × 2, 4 × 3, ..., 4 × 10 なので、40以下の4の倍数は10個あります。したがって、n(A)=10n(A) = 10です。
次に、n(B)n(B)を求めます。40以下の5の倍数は、5, 10, 15, ..., 40 です。これは、5 × 1, 5 × 2, 5 × 3, ..., 5 × 8 なので、40以下の5の倍数は8個あります。したがって、n(B)=8n(B) = 8です。
次に、n(AB)n(A \cap B)を求めます。ABA \cap Bは、4の倍数かつ5の倍数である数の集合なので、20の倍数の集合です。40以下の20の倍数は、20, 40 なので、2個あります。したがって、n(AB)=2n(A \cap B) = 2です。
最後に、上記の公式に値を代入して、n(AB)n(A \cup B)を計算します。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=10+82=16n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B) = 10 + 8 - 2 = 16

3. 最終的な答え

16