半径6の球に高さ10の円錐が内接している。球の体積を $\frac{4}{3}\pi r^3$ とするとき、球と円錐の体積の比を求める。

幾何学体積円錐三平方の定理
2025/5/15

1. 問題の内容

半径6の球に高さ10の円錐が内接している。球の体積を 43πr3\frac{4}{3}\pi r^3 とするとき、球と円錐の体積の比を求める。

2. 解き方の手順

まず、球の体積を計算します。半径 r=6r=6 なので、球の体積 VV_{球} は、
V=43π(63)=43π(216)=288πV_{球} = \frac{4}{3}\pi (6^3) = \frac{4}{3}\pi (216) = 288\pi
次に、円錐の体積を計算します。円錐の体積 V円錐V_{円錐} は、底面積 ×\times 高さ ×13\times \frac{1}{3} で求められます。
円錐の高さは10と与えられています。底面の半径を rr_{底} とすると、r2+(106)2=62r_{底}^2 + (10-6)^2 = 6^2 が成り立ちます。
r2+42=36r_{底}^2 + 4^2 = 36
r2=3616=20r_{底}^2 = 36 - 16 = 20
r=20=25r_{底} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
したがって、円錐の底面積は S=πr2=π(25)2=20πS_{底} = \pi r_{底}^2 = \pi (2\sqrt{5})^2 = 20\pi
円錐の体積は V円錐=13×S×高さ=13×20π×10=200π3V_{円錐} = \frac{1}{3} \times S_{底} \times 高さ = \frac{1}{3} \times 20\pi \times 10 = \frac{200\pi}{3}
球と円錐の体積の比は V:V円錐=288π:200π3=288:2003=288×3:200=864:200V_{球} : V_{円錐} = 288\pi : \frac{200\pi}{3} = 288 : \frac{200}{3} = 288 \times 3 : 200 = 864 : 200
これを簡単にするために、両方を8で割ると、
864/8=108864 / 8 = 108
200/8=25200 / 8 = 25
したがって、比は 108:25108 : 25

3. 最終的な答え

5. 108:25

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