0, 1, 2, 3 の数字が書かれたカードがそれぞれ2枚ずつ、合計8枚ある。この8枚のカードから3枚を選んで3桁の整数を作る。ただし、同じ数字のカードは区別できないとする。 (1) 0を使わない3桁の整数は何個作れるか? (2) 0を使う3桁の整数は何個作れるか? (3) 3桁の整数は何個作れるか?

算数場合の数整数組み合わせ
2025/6/2

1. 問題の内容

0, 1, 2, 3 の数字が書かれたカードがそれぞれ2枚ずつ、合計8枚ある。この8枚のカードから3枚を選んで3桁の整数を作る。ただし、同じ数字のカードは区別できないとする。
(1) 0を使わない3桁の整数は何個作れるか?
(2) 0を使う3桁の整数は何個作れるか?
(3) 3桁の整数は何個作れるか?

2. 解き方の手順

(1) 0を使わない場合:
使うことができる数字は 1, 2, 3 のみである。
i) 全て異なる数字の場合: 3つの数字から3つを選び並べる順列なので、3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通り。
ii) 2枚同じ数字、1枚違う数字の場合: 同じ数字を1,2,3から1つ選び(3通り)、残りの2つの数字から異なる数字を1つ選ぶ(2通り)。並べ方は 3!/2!=33!/2! = 3 通り。よって、3×2×3=183 \times 2 \times 3 = 18 通り。
合計: 6+18=246 + 18 = 24 通り。
(2) 0を使う場合:
i) 0が1枚、他の2つの数字が異なる場合: 100の位は0以外の数字(1,2,3)から選び(3通り)、10の位、1の位は残りの2つの数字から選ぶ順列なので、3×2=63 \times 2 = 6通り。従って、3×6=183 \times 6 = 18通り。
ii) 0が1枚、他の2つの数字が同じ場合: 100の位は0以外の数字(1,2,3)から選び(3通り)。10の位と1の位は同じ数字(1,2,3)から選び、100の位と異なる数字なので、2通り。従って、3×2=63 \times 2 = 6 通り。
iii) 0が2枚の場合: 100の位は0以外の数字(1,2,3)から選び(3通り)。0,0,X という並び方なので、100の位にXを置き、残りの2つの位に0,0を置くという並べ方は1通りしかない。よって、3通り。
合計: 18+6+3=2718 + 6 + 3 = 27 通り。
(3) 3桁の整数:
(1)と(2)の場合を足せばよい。
24+27=5124 + 27 = 51 通り。
別の考え方:
i) 全て異なる数字の場合: 100の位は0以外の数字(1,2,3)から選び(3通り)。10の位は残りの3つの数字から選び(3通り)、1の位は残りの2つの数字から選ぶ(2通り)。従って、3×3×2=183 \times 3 \times 2 = 18 通り。
ii) 2枚同じ数字、1枚違う数字の場合:
同じ数字が0でない場合: 100の位に同じ数字を置く場合、1,2,3から1つ選び(3通り)、10の位、1の位には同じ数字ではない数字から選ぶ(3通り)。3×3=93 \times 3 = 9 通り。
同じ数字が0の場合: 100の位は0以外の数字(1,2,3)から選び(3通り)。10の位、1の位は0。従って、3通り。
9+3=129 + 3 = 12 通り。
iii) 3枚とも同じ数字の場合: 存在しない。
合計: 18+9+3+3=18+12=30+9+0=5118 + 9+3+3 = 18+12 = 30+9+0 = 51 通り。

3. 最終的な答え

(1) 24個
(2) 27個
(3) 51個