(1) 第70項を求める。
数列の分母は 2,4,6,8,10,… と並んでいます。分母が 2n のとき、分子は 1,3,5,…,(2n−1) と並び、項数は n 個です。 第 n 群までの項数の合計を Sn とすると、Sn=1+2+3+⋯+n=2n(n+1) となります。 Sn≤70 を満たす最大の n を探します。 2n(n+1)≤70 n(n+1)≤140 n2+n−140≤0 n が整数の場合、n=11 のとき 11×12=132≤140 、n=12 のとき 12×13=156>140 となるため、n=11 が最大です。 第11群までの項数は 211×12=66 なので、第70項は第12群の (70−66)=4 番目の項です。 第12群の分母は 2×12=24 であり、分子は 1,3,5,7,… と並んでいます。 第12群の4番目の分子は 2×4−1=7 です。したがって、第70項は 247 です。 (2) 初項から第70項までの和を求める。
Tn=2n1+2n3+2n5+⋯+2n2n−1=2n1(1+3+5+⋯+(2n−1)) 1 から 2n−1 までの奇数の和は n2 なので、 Tn=2nn2=2n 初項から第70項までの和は、第1群から第11群までの和と、第12群の最初の4項の和の合計です。
∑k=111Tk=∑k=1112k=21∑k=111k=21⋅211×12=21⋅66=33 第12群の最初の4項の和は、分母が24なので、 241+243+245+247=241+3+5+7=2416=32 したがって、初項から第70項までの和は 33+32=399+2=3101 です。