奇数の数列が、以下のように群に分けられています。 1 | 3, 5 | 7, 9, 11 | 13, 15, 17, 19 | 21, ... (1) 第n群の最初の奇数を求めてください。 (2) 第n群の総和を求めてください。 (3) 第17群の15番目に並ぶ数を求めてください。

算数数列等差数列奇数群数列
2025/7/11
はい、承知いたしました。画像の問題を解きます。

1. 問題の内容

奇数の数列が、以下のように群に分けられています。
1 | 3, 5 | 7, 9, 11 | 13, 15, 17, 19 | 21, ...
(1) 第n群の最初の奇数を求めてください。
(2) 第n群の総和を求めてください。
(3) 第17群の15番目に並ぶ数を求めてください。

2. 解き方の手順

(1) 第n群の最初の奇数
第n群に入る前の奇数の個数を考えます。第1群には1個、第2群には2個、第3群には3個...というように、第n-1群にはn-1個の奇数が含まれます。よって、第n-1群までには、
1+2+3+...+(n1)=(n1)n21 + 2 + 3 + ... + (n-1) = \frac{(n-1)n}{2}
個の奇数が含まれます。
数列全体で数えたとき、n群の最初の奇数は、(n1)n2+1\frac{(n-1)n}{2} + 1 番目の奇数です。
奇数列のm番目の奇数は、2m12m - 1 と表せるので、第n群の最初の奇数は、
2((n1)n2+1)1=n(n1)+21=n2n+12 (\frac{(n-1)n}{2} + 1) - 1 = n(n-1) + 2 - 1 = n^2 - n + 1
となります。
(2) 第n群の総和
第n群にはn個の奇数が含まれています。
第n群の最初の奇数は n2n+1n^2 - n + 1 です。
奇数列は公差2の等差数列なので、第n群は初項 n2n+1n^2 - n + 1、公差2、項数nの等差数列です。
等差数列の和の公式は Sn=n2(2a+(n1)d)S_n = \frac{n}{2}(2a + (n-1)d) で与えられます。ここで、aa は初項、dd は公差、nn は項数です。
したがって、第n群の総和は、
Sn=n2(2(n2n+1)+(n1)2)=n2(2n22n+2+2n2)=n2(2n2)=n3S_n = \frac{n}{2}(2(n^2 - n + 1) + (n-1)2) = \frac{n}{2}(2n^2 - 2n + 2 + 2n - 2) = \frac{n}{2}(2n^2) = n^3
となります。
(3) 第17群の15番目に並ぶ数
第17群の最初の奇数は、(1)の結果より 17217+1=28917+1=27317^2 - 17 + 1 = 289 - 17 + 1 = 273 です。
第17群の15番目の奇数は、第17群の最初の奇数に、公差2を14回加えたものです。
したがって、第17群の15番目の奇数は、273+214=273+28=301273 + 2 * 14 = 273 + 28 = 301 となります。

3. 最終的な答え

(1) 第n群の最初の奇数: n2n+1n^2 - n + 1
(2) 第n群の総和: n3n^3
(3) 第17群の15番目に並ぶ数: 301

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