与えられた2つの式について、2重根号を外して簡単にせよという問題です。 (1) $\sqrt{7+4\sqrt{3}}$ (2) $\sqrt{8-\sqrt{15}}$

算数2重根号根号の計算平方根
2025/7/13

1. 問題の内容

与えられた2つの式について、2重根号を外して簡単にせよという問題です。
(1) 7+43\sqrt{7+4\sqrt{3}}
(2) 815\sqrt{8-\sqrt{15}}

2. 解き方の手順

(1) 7+43\sqrt{7+4\sqrt{3}} について
まず、434\sqrt{3}2a2\sqrt{a}の形に変形することを考えます。43=223=243=2124\sqrt{3} = 2 \cdot 2\sqrt{3} = 2\sqrt{4 \cdot 3} = 2\sqrt{12} となるので、7+212\sqrt{7+2\sqrt{12}}となります。次に、足して7、掛けて12になる2つの数を見つけます。それは4と3です。したがって、
7+212=(4+3)+243=(4+3)2=(2+3)2=2+3\sqrt{7+2\sqrt{12}} = \sqrt{(4+3)+2\sqrt{4 \cdot 3}} = \sqrt{(\sqrt{4}+\sqrt{3})^2} = \sqrt{(2+\sqrt{3})^2} = 2+\sqrt{3}
(2) 815\sqrt{8-\sqrt{15}} について
まず、2重根号を外すために、根号の中をa±2ba \pm 2\sqrt{b}の形にする必要があります。
815=821215=82154=3221544=322602\sqrt{8-\sqrt{15}}=\sqrt{8-2\cdot \frac{1}{2}\sqrt{15}} = \sqrt{8-2\sqrt{\frac{15}{4}}} = \sqrt{\frac{32-2\sqrt{15\cdot 4}}{4}}=\frac{\sqrt{32-2\sqrt{60}}}{2}
3226032-2\sqrt{60}の根号を外すことを考える。足して32、掛けて60になる2つの数を見つける。
それは30と2ではないため違う方法を探す。
815=162152=162152\sqrt{8-\sqrt{15}} = \sqrt{\frac{16-2\sqrt{15}}{2}} = \frac{\sqrt{16-2\sqrt{15}}}{\sqrt{2}}
ここで、足して16、掛けて15になる2つの数を見つけます。それは15と1です。したがって、
162152=(15+1)21512=(151)22=1512=3022\frac{\sqrt{16-2\sqrt{15}}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{(15+1)-2\sqrt{15 \cdot 1}}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{(\sqrt{15}-\sqrt{1})^2}}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{15}-1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{30}-\sqrt{2}}{2}

3. 最終的な答え

(1) 2+32+\sqrt{3}
(2) 3022\frac{\sqrt{30}-\sqrt{2}}{2}

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